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あいおい損保、専用アダプターで携帯から事故のアドバイス

事故連絡アダプター
 あいおい損害保険は、自動車事故の際に専用アダプターを携帯電話に差し込むと、同社の事故受付センターに自動接続してアドバイスを受けられるシステム「事故連絡アダプター“緊急NAVI”」を丸紅ソリューションと共同開発し、10月上旬からあいおい損保の顧客を中心にサービスを開始する。

 自動車事故などを起こした場合、当事者は動揺して適切な対応を取れなくなるケースが多いことから、あいおい損保では、1989年より公衆電話に差し込むと自社の事故受付センター(フリーダイヤル)に繋がるカードシステムを提供してきた。近年は公衆電話の利用が減少し、事故現場から入る連絡のほとんどが携帯電話を利用したものであるため、携帯電話から簡単に発信できる仕組みとして、今回新たに「事故連絡アダプター“緊急NAVI”」が開発された。

 緊急NAVIでは、専用の「事故連絡アダプター」を車内に常備しておけば、事故の時でも手持ちの携帯電話にそれを差し込むことで、番号確認や発信操作の必要なく事故受付センターへ通話料無料で自動的に接続され、365日24時間体制で緊急時のアドバイスを受けられる。

 アダプターの電源にはコイン形リチウム電池(CR2032)を使用し、電池交換することで半永久的に利用可能。電池の持続時間は約3年間。NTTドコモ、au、J-フォン、ツーカーの携帯電話(旧機種などの一部を除く)で利用でき、auのcdmaOneについては、コネクタ形状が異なるため別途専用のものが用意される。

 なお、サービス開始当初には、利用を希望する同社の保険契約者から抽選で100名にアダプターがプレゼントされる予定。その後の配布方法などについては現在検討中だという。



・ ニュースリリース(PDF)
  http://www.ioi-sonpo.co.jp/corporate/News/pdf/2002/20020815.pdf
・ あいおい損害保険
  http://www.ioi-sonpo.co.jp/
・ 丸紅ソリューション
  http://www.msol.co.jp/


(松下 麻利)
2002/08/21 17:07

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