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MCAレポート、「赤外線通信機能がケータイを変える」

 エムシーエイは、普及しつつある携帯電話の赤外線通信機能に関するレポート「ケータイにおける赤外線通信の利用動向」を発表した。赤外線通信のメリットや現在提供されているサービスや今後予定されている実験などを通して、今後の携帯電話の在り方について将来像を予測した内容となっている。

 同レポートでは、まずこれまでの赤外線通信機能がどのように各端末へ搭載されてきたかについて言及し、ドコモの504iシリーズで本格的な利用が行なえるようになり、データ通信という従来の使用法から変化してきている点を指摘。今後の動向によっては、全てのキャリアで採用される可能性があると述べている。

 赤外線通信が持つ特性としては、各キャリアの通信ネットワークに依存しないため、通信費が無料であること、また指向性があるためにユーザーが意識的な行動をとる必要がある点などを挙げ、決済サービスなど個人情報のやり取りに向いているとする一方、既に提供されているiモードやJavaアプリといったプラットフォームに対応する必要性やユーザーにストレスを与える可能性などのデメリットも指摘している。

 今後の携帯電話市場における赤外線通信機能を搭載した端末の普及予測では、半数近くの携帯電話に搭載されるとしたものの、現在の携帯電話契約数の伸び率のように、やがて普及率は鈍化していくと予測。また各キャリアの動向として、NTTドコモ、KDDI、J-フォンの構想を分析しているほか、ドコモのCmode(シーモ)や、KDDIが今秋から実施するクレジット決済実証実験など、現在提供されているサービスや予定されている実験、海外企業の動向などを紹介している。

 最後に同レポートは、赤外線通信のライバルともいえるBluetoothが普及した場合、どちらか一方が生き残るのではなく、共存していくと予測。指向性がある赤外線通信は決済サービスに、指向性が不要なBluetoothはリモコンとして使用されるカラオケとの融合サービスなどエンターテイメント領域で活躍するだろうとしている。

 同社では、今回のレポートの概要を同社Webサイトで配布するとともに、レポートの完全版をオンライン販売する。価格は法人での購入が3万円、個人購入が5000円となっている。


・ エムシーエイ オンライン販売ページ
  http://www.mca.co.jp/pay_contents.htm


(関口 聖)
2002/08/08 15:48

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