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NTT-ME、Vライブを使ったライブ映像配信ソリューション

デモ

 NTT-MEは、NTTドコモのFOMA向け映像配信プラットフォーム「Vライブ」(試行サービス中)に対応したライブ映像配信ソリューション「何所でもライブASPサービス」の提供を7月29日から開始する。

 現在提供されているVライブのシステムは、カメラサーバーとVライブドコモセンターの間を専用線で結ぶ形を基本としているが、同サービスでは、その間を同社のWAKWAKとNTT東西のフレッツサービスを組み合わせ、インターネット経由で接続している。同社によれば、これにより、従来よりも低コストでVライブ向けの映像配信が行なえるようになったという。

 同サービスには、エンコーダー内蔵のカメラ「ゆうあいカメラ」を用いた“「ゆうあいカメラ」接続タイプ”と、市販のビデオカメラ等を使用する“パソコン接続タイプ”の2つのメニューが用意されている。

 例えば、“「ゆうあいカメラ」接続タイプ”でFOMA端末2台に映像配信する場合、初期費用が9万4300円、月額利用料が1万3950円。一方の“パソコン接続タイプ”は、パソコン(ハードウェア)込みで提供される「オール・イン・ワン型」と、エンコードソフトのみの提供となる「プロユース型」に分かれており、オール・イン・ワン型でFOMA端末2台に映像配信する場合、初期費用が38万6300円、月額利用料が1万4650円、プロユース型でFOMA端末101台へ映像配信する場合、初期費用が1万8000円、月額利用料が11万3200円となっている。

 同社では、比較的安価にシステムを構築・運用できることから、工場の現場管理や社内連絡、遠隔教育、幼稚園・小学校の様子の保護者向け中継といった企業向け用途に加え、自宅の様子を外出先から確認するなどの個人向けにも同ソリューションを提供していく方針。

 「ゆうあいカメラ」は単体販売も行なわれ、同社が台湾のリードテック・リサーチと共同開発した「LT-MN010」(2万5000円)と、レンズ交換が可能なアルファ・オメガソフトの「AO-MA010」(33万円)の2つが提供される。LT-MN010はミニマイクを備えており、音声も送信可能。9月末にはAO-MA010に音声配信機能を追加した「AO-MC010」(35万円)も登場する予定。


ゆうあいカメラ サービス接続図
 「LT-MN010」(手前)と「AO-MA010」
サービス接続図

・ 「何所でもライブASPサービス」お客さまセンター
  Tel: 0120-312-883、042-540-4967
  Fax: 042-521-2363

・ ニュースリリース
  http://www.ntt-me.co.jp/news/news2002/nws020717a.htm


(湯野 康隆)
2002/07/17 17:20

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