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松下通信工業とノキアは、ノキアがスマートフォン向け端末ソフトウェアプラットフォーム「シリーズ60」を松下通工に対して供給し、Symbian OSベースのマルチメディア携帯端末に搭載することで合意したことを発表した。 シリーズ60は、ノキアが他メーカーにソースコードとしてライセンス供給する、スマートフォン向けの包括的な端末ソフトウェアプラットフォーム。基本的な電話機能をはじめ、個人情報管理アプリケーションやブラウザ、メッセージ機能などで構成され、Symbian OS上で動作するように設計されている。 ノキアによると、端末メーカーは同プラットフォームのライセンスを受け、自社のSymbian OS搭載端末にこれを採用することにより、低コストで新製品の投入を加速できるほか、ソースコードとしてライセンスするため、メーカー側は自社製品の独自性を保つこともできるとしている。 今回、松下通工ではシリーズ60を自社のSymbian OSベースのマルチメディア携帯端末に搭載することを発表。これにより、両社では相互接続性やアプリケーションと端末間の共通アーキテクチャーが保証され、ソフトウェアデザインとプログラムインターフェイスが統一されることで、両社の携帯電話向けアプリケーション開発も容易になるとしている。 なお、松下通工によると、シリーズ60を搭載したSymbian OSベースの端末は、2.5GのGSM端末として近く海外に投入される予定だが、具体的な投入時期などに関しては今のところ未定だという。 ・ ニュースリリース（ノキア） http://www.nokia.co.jp/company/release_020710.html ・ 松下通信工業 http://www.mci.panasonic.co.jp/ （松下 麻利） 2002/07/10 16:47 | ||||||
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