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【CommunicAsia2002】
京セラ、SAGEMなども出展

 今回のCommunicAsiaには京セラが初めて出展した。京セラは各国でCDMA方式の携帯電話を提供しているほか、アジア地区向けにはPHSも提供しており、そういった製品の展示も行なわれている。

 日本の携帯電話としてはA1012Kなどといった最新の端末も展示しているが、1999年に発売されたテレビ電話が可能なDDIポケットのPHS「VP-210」といった珍しい製品も展示されていた。

 このほか、64和音着信メロディのfunstyle対応の「TK11」が展示されていた。昨年発売のTK11でも、和音着信メロディに馴染みのないGSM圏の人には十二分にインパクトがあるだろうが、どうせならば先日のビジネスシヨウで参考展示された「TK21」を展示して欲しかったところだ。


京セラが世界に提供しているCDMA端末。国・地域ごとに大きく異なっている 北米向けPalm OS搭載CDMA端末「QCP 6035」。発売中

PHSのアジア展開について 7月発売予定のPersonal Digital Communication Assistant「Pocket Cosmo」。Javaに特化したPDAだ

元祖ビジュアルホン「VP-210」 昨年6月に発売された「TK11」。カラオケのデモを行なっている

 フランスのSAGEMは、同社の最新端末「myX-5」を展示している。myX-5は900/1800のデュアルバンドに対応するGSM端末で、カラー液晶を搭載している。また、同社のブースではさりげなくGSM携帯電話として使えるPocket PC「WA 3050」も展示されている。こちらはすでに発売中だ。



カラー液晶を搭載する新端末「myX-5」 欧州としては珍しい折りたたみデザインの新端末「MY 3078」 Pocket PC「WA 3050」

 CommunicAsiaの展示は比較的業務向けのものが多く、携帯電話関連のブースでも、端末の展示ではなくてインフラやソリューションの展示が目立った。

 たとえば昨年はJava対応端末などの展示を行なっていた独SIEMENSだが、今年は端末は展示せずにソリューションなどの展示を行なっている。NECもブースは出しているが、携帯電話自体の展示は行なっておらず、昨年は出展していた三菱の海外向け携帯電話ブランドのTriumや、韓国のキャリアKTFも今年は出展していない。さらに、ノキアやモトローラといった大手端末ベンダーも出展していない。

 しかしその一方で、日本では耳慣れない小さな端末ベンダーが出展していたりするのも特徴的だ。取材中、会場内の細かいブースが密集する路地のようなところを歩いていていきなり見たこともない携帯電話が展示されていることもあった。アジアが重視されている同イベントらしいといえるだろう。


台湾DBTELの「2037」。わずか65gという軽量デザインのGPRS対応端末 同じくDBTELの「2017A」。装飾的な背面デザインが特徴的

・ CommunicAsia
  http://www.communicasia.com/


(白根 雅彦)
2002/06/20 11:43

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