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【CommunicAsia2002】
iモード実機展示が注目を集めるドコモブース

 海外でのiモードサービス展開など、国際進出を本格化させてきたNTTドコモは、昨年に続いて今年も大きなブースを構え、iモードを中心とした同社のサービスを大々的にアピールしている。


 iモード端末として展示されているのは、FOMA端末と504iシリーズ。いずれも擬似的なiモードネットワークが構成されているらしく、実際に英語版のiモードを利用できる形で展示されていて、多くの来場者が欧州・アジアではまだ一般的ではない「大型カラー液晶を使った携帯電話インターネット」に見入っていた。


スーツ姿の男性が多い展示会だが、iモード端末は幅広い層から注目を集めていた 日本からだいぶ距離があるにもかかわらず圏内表示でiモードが使える展示機(N504i)

 FOMAも大々的に展示されている。その中でもP2101VとD2101Vは、テレビ電話も可能なビジュアルタイプとして紹介されていたが、504iシリーズの展示とは異なり、FOMA端末はネットワークに接続されていなかったため、実際にテレビ電話が試せるようにはなっていなかった。


世界でも数少ない第3世代携帯電話だけあって、FOMAの注目度も高い 最新のFOMA端末である「P2002」ももちろん展示されている

 ブースでは自動販売機とiモードを連携させたサービス「Cmode(シーモ)」の展示・実演も行なわれている。iモード端末に2次元バーコードを表示させ、来場者にそのバーコードを自動販売機にかざさせてコーラを購入するデモが行なわれていた。

 ちなみにシンガポールではすでに、携帯電話を使って缶ジュースを購入できるサービスを開始されており、会場であるシンガポール・エキスポにも多数、携帯電話対応の自動販売機が設置されていた。


欧州版iモード端末「n21i」
 海外向けのiモード端末としては、春先に開始されたヨーロッパ向けのiモード端末「n21i」に加え、台湾向けの「N530i」も展示されていた。これは6月20日から台湾のKG Telecomで開始されるiモードサービス向けの端末。いずれも実機ではないモックのケース内の展示で、実際に操作できる504iシリーズほどの一般来場者の注目を集めていなかった。



台湾版iモード端末「N530i」。型番が日本版と紛らわしいが、外見は欧州版n21iとほぼ同じ 台湾版iモードについての説明

ケース内で展示されていた「PDA videophone」。2機の展示機が互いの撮影画像を表示させるテレビ電話状態で展示されていた PDA videophoneのパネル。同端末のモックは国内の展示会などで登場している

ブース壁面のケース内には発表済みのすべてのFOMA端末(ルータ内蔵のF2611も含む)に混じってPDA videophoneが。発売も近い? ブース正面でプロモーションステージが始まると、多くの観覧者が集まってくる

・ CommunicAsia2002
  http://www.communicasia.com/


(白根 雅彦)
2002/06/19 11:23

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