パーム コンピューティングが開催した開発者向け会議「Palm Computing Wireless Summit 2000」の会場では、米国のウェブクリッピングのデモが行なわれるとともに、いくつかのPalm向け周辺機器も展示されていた。
サン電子によるケーブル型モバイル通信アダプタ「PocheTail」は、PDC方式の携帯電話をPalm Vx/IIIc/m100、WorkPad c3(50J)と接続することができる。パケット通信には対応しないが、ドッチーモを利用することでPHSの64kbps通信も可能となっている。単4電池1本で動作する。本体の価格は未定だが、発売は12月中旬の予定。
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展示は2枚のパネルと現物が置いてあるだけだった。実際に動作するかどうかは確認できなかったが、本物の電池が入っていた
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リンク・エボリューションの携帯電話に接続する赤外線モデム「IrGEAR for KEITAI」も展示されていた。同製品はPalmなど赤外線通信インターフェイスを持つ端末とPDC方式携帯電話をワイヤレスに接続できるというもので、ネット接続や携帯電話内のメモリダイヤルの編集も行なえる。11月初旬に発売予定。
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こちらの展示も説明員がついていなかったので、実際に動かしてみることなどはできなかった
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また、10月下旬に発売される「Palm Computing ポータブルキーボード」も展示されていた。パーム コンピューティングによると「日本語Palm OSはローマ字の手書き入力が基本なので、JIS配列のキーボードを用意するつもりはない」としており、ポータブルキーボードにはカナの表示はなかったが、「P」のとなりが「@」のJIS配列的なキーボード配列となっていた。
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「メモ帳」など、ハードウェアキーが割り当てられた右端のキーに、「変換」や「日/英」などの日本語Palm OS独特の機能も割り当てられている
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■ URL
パーム コンピューティング
http://www.palm-japan.com/
(白根 雅彦)
2000/10/19 21:40
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