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【CeBIT 2002】
欧州版iモード端末を参考出品した東芝

 国内ではau向けのcdmaOne端末が好調の東芝だが、欧州ではこれまで製品を投入しておらず、PCメーカーの印象が非常に強かった。今回のCeBIT 2002では、e-plusでのiモードサービスの開始に合わせ、東芝初のiモード端末「TS21i」を発表し、ブースにモックアップを展示している。

 TS21iはGSM 900/1800で利用可能なGPRS対応端末で、シンプルなストレートデザインを採用している。ボディ中央に4方向+決定操作が可能なボタン、その真上にiモードボタンを備えている。アンテナは本体に内蔵しており、非常にスッキリとしたデザインにまとめられている。液晶ディスプレイは256色表示が可能なSTNカラー液晶を採用し、待ち受け画面やスクリーンセーバーなどのダウンロードに対応する。着信メロディは16和音に対応し、サイトから追加の着信メロディもダウンロードが可能だ。重量は98gとなっており、ストレートデザインの端末としては中量級という印象だ。今のところ、製品が見られるのはモックアップのレベルであり、その他のスペックや操作感などはまったくわからないというのが実状だ。

 また、東芝のブースでは世界市場向けのW-CDMA端末のモックアップ、国内では以前から頻繁に出品されているMPEG4対応端末なども合わせて展示されていた。


「TS21i」GPRSに対応した欧州向けiモード端末。e-plusをはじめとするKPNモバイルグループ向けに供給される見込みだ 北米向けに販売されているCDMA2000 1X端末。国内向けの製品に比べると、かなり地味なデザインだ

国内では何度となく、見かけているMPEG4対応のW-CDMA端末。デモ機では実際に動画が再生されていた 「Glocal Market向け」と銘打たれたW-CDMA端末のモックアップ。MPEG4再生、モバイルカメラなどの機能を搭載している

・ ニュースリリース
  http://www.toshiba.co.jp/about/press/2002_03/pr_j1404.htm


(法林岳之)
2002/03/14 15:31

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