米マイクロソフトはCeBIT開幕日となる13日、プレスカンファレンスを開催し、CEOのスティーブ・バルマー氏が同社のビジネスプラン「.NET戦略」についてスピーチを行なった。カンファレンス中、Pocket PC 2002を搭載し、通信機能を内蔵したFujitsu SimensのPocket LOOXなどのデバイスが公開された。
マイクロソフトでは、PDAに通信機能を内蔵したデバイス、つまりジャンルとしてはPDAの範疇に属するものに「Pocket PC 2002 Phone Edition」を、携帯電話にPDA機能を付加した携帯電話寄りのデバイスには「Smartphone 2002」のプラットフォームをそれぞれ用意する。カンファレンスでは、「Pocket PC 2002 Phone Edition」のデモが行なわれ、PDAと携帯電話、双方の長所を生かした機能として、パソコンと同期した住所録から相手をスタイラスで選択し、メールを作成したり、電話をかける操作が披露された。
会場で展示されたデバイスは、Pocket PC 2002を搭載したFujitsu Simensの「Pocket LOOX」、Pocket PC 2002 Phone Editionを搭載した「mm02 XDA」と「hp jornada 928 WDA」、NECロゴの入ったPocketGearとほぼ同じボディに紫のカラーリングが施されたPocket PC、さらに、これらのデバイスよりもさらに携帯電話寄りの「Smartphone」プラットフォームで開発された「Sendo Z100 Multimedia Smartphone」など。