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【CeBIT 2002】
ノキア、GSM携帯電話の新モデル発表
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ノキアは3月12日、CeBIT2001のプレスカンファレンスにおいて、GSM携帯電話の新製品などを発表した。
普及モデルの「NOKIA 3410」
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普及モデル初のJava対応端末「NOKIA 3410」
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「NOKIA 3410」はGSM 900/1800MHz向け携帯電話で、ノキアのラインアップで最も幅広いユーザー層をターゲットにした普及モデルに位置づけられる。普及モデルとしては初めてJava 2 Micro Edition(J2ME)に対応し、ゲームをはじめとするコンテンツをダウンロードして楽しむことが可能だ。コンテンツをダウンロードするためのメモリは150KBを確保している。また、独自の3Dグラフィックエンジンを搭載しており、同社が運営するWAPサイト「Club Nokia」から3Dアニメーションによるスクリーンセーバーをダウンロードすることが可能だ。この他にも待受画像などを編集するための「Picture Editor」が搭載されるなど、エントリー向け端末としてはかなり盛りだくさんの機能構成となっている。発売は2002年第2四半期を予定している。WAP1.1準拠のブラウザを搭載し、重量は110g。2時間40分~4時間45分の連続通話、55~260時間の連続待受が可能。
GPRS対応の普及モデル「NOKIA 3510」
「NOKIA 3510」はGSM 900/1800MHz向け携帯電話で、普及モデル初のGPRS(General Packet Radio Service)対応端末となる。MIDIサウンド(和音着信メロディ)機能やMMS(Multimedia Messaging Service)などに対応しているのが特徴で、MIDIベース着信メロディは出荷時に15種類の着信メロディ、4種類の警告音が登録されており、「Club Nokia」やMMSを通じて、新しいMIDIサウンドをダウンロードすることが可能だ。MMSは従来のSMS(Short Message Service)を拡張したもので、サウンドや画像データなどをSMSに添付して、ユーザー同士でやり取りができる。
また、同社製端末ではおなじみの「Xpress-on」と呼ばれるボディ交換システムにも対応しているが、MIDIサウンドに各所が光るボディやゲームに適した4方向キーを装備したボディも提供される。発売は2002年第2四半期を予定している。WAP1.2.1準拠のブラウザを搭載し、重量は105g。4時間30分の連続通話、13日間の連続待受が可能。
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普及モデル初のGPRS対応機「NOKIA 3510」
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サウンドに合わせ、各所が光る交換用ボディカバー
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ゲームに最適な4方向キーを備えた交換用カバー
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北米でも利用可能な「NOKIA 6310i」
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ワールドワイド向け普及機「NOKIA 6310i」
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「NOKIA 6310i」はGSM 900/1800/1900MHz向け携帯電話で、ヨーロッパを中心とするGSMエリアだけでなく、北米の一部でも利用することができるワールドワイド向け普及端末だ。GPRS(General Packet Radio Service)、HSCSD(High Speed Circuit Switched Data)などに対応し、Bluetoothや赤外線通信も利用可能だ。Java(J2ME)も搭載しており、出荷時に書き換えが可能な2種類のJavaアプリケーションがプリインストールされている。Javaアプリケーションは事業者などのWAPサイトからダウンロードできるほか、PC接続ソフト「Nokia PC Suite」を利用して、PCからIrDAやBluetooth、ケーブル経由でダウンロードすることも可能だ。本体には4種類のゲームも収録されている。発売は2002年第2四半期を予定している。WAP1.2.1準拠のブラウザを搭載し、重量は111g。6時間の連続通話、17日間の連続待受が可能。
ワールドワイド向け主力端末「NOKIA 7210」
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ワールドワイド向け主力機「NOKIA 7210」
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「NOKIA 7210」はGSM 900/1800/1900MHz向け携帯電話で、ワールドワイド向け主力端末だ。GPRS(General Packet Radio Service)、HSCSD(High Speed Circuit Switched Data)などに対応する。MMSにも対応し、Java(J2ME)搭載するほか、FMラジオチューナーも本体に内蔵する。ディスプレイは4096色表示が可能なカラー液晶パネルで、着信メロディはMIDI音源による和音着信メロディを採用する。同社おなじみのボディ交換システムにも対応する。また、本体にはデータ通信やデジタル周辺機器などの外部機器と接続するための「Pop-Port」と呼ばれるコネクタを装着しており、今後、発売される同社製端末の標準コネクタとして採用することが明らかにされている。発売は2002年第3四半期を予定。WAP1.2.1準拠のブラウザを搭載し、重量は83g。4時間の連続通話、240時間の連続待受が可能。
PDA一体型の「NOKIA 9210i Communicator」
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Communicatorシリーズの最新モデル「NOKIA 9210i」
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「NOKIA 9210i Communicator」はGSM 900/1800MHzで利用可能なPDA一体型端末で、HSCSDに対応する。OSはSymbianを採用し、WWWブラウザやメーラー、ワープロ、表計算、プレゼンテーションビューアなどのアプリケーションがプリインストールされている。WWWブラウザはHTML4.01に準拠し、Javaスクリプト、Macromedia Flash5などをサポートする。また、Real Networksとの提携により、高速データ通信を利用したストリーミングが可能なモバイル向け「RealOne Player」を標準で搭載する。発売は2002年第2四半期を予定している。HTML4.01準拠のWWWブラウザを搭載し、重量は244g。10時間の連続通話、230時間の連続待受が可能。
第3世代では独E-Plusをサポート
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アクティブスライドを採用したデジタルカメラ搭載端末
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ノキアはStar Warsシリーズなどでおなじみの米Lucasfilmとの提携を発表している。今年に公開が予定されている「Star Wars: Episode II Attack of the Clones」をはじめ、Star Wars関連のキャラクターをノキア製端末や周辺機器、コンテンツなどで幅広く展開する予定だ。
また、第3世代携帯電話への取り組みとしては、独E-Plusのネットワークをサポートすることが発表されたほか、端末については今年の第3四半期から展開をはじめ、今年9月26日にW-CDMA/GSMのデュアルモード端末をリリースする予定であることも発表した。第3世代携帯電話では通信と音声通話のマルチタスクやGSMエリアとW-CDMAエリアのマルチモードローミングなどもサポートする。さらに、WAP2.0/XHTML Basicをサポートするブラウザを採用した端末を2002年第3四半期から販売することも明らかにした。
・ ノキア
http://www.nokia.com/
(法林岳之)
2002/03/13 15:47
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