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CEDEC 2000(9/20~9/21)
[CEDEC 2000] ハドソン中本氏が語るiモードコンテンツ制作のコツ

ハドソン 中本氏
 9月20日と21日の2日にわたり都内でゲーム開発者向けのカンファレンス「CEDEC 2000」が開催されている。ネットワーク関連のセッションでは、iモード向けに様々なコンテンツを提供しているハドソンの副社長、中本伸一氏が「iモードコンテンツ制作におけるノウハウ」と題し、講演を行なった。

 同社では「ミラクルGP」「北へ」「森田将棋」「不思議倶楽部」「ミラクルくえすと」といったゲームコンテンツをiモード向けに提供しており、同氏は、実際にこうしたコンテンツを企画・制作し、提供していく上で分かってきたノウハウを、これまで同社が培ってきたゲーム機向けのソフトの制作のノウハウと比較しながら解説した。


 同氏によると、「iモード向けにコンテンツを提供する上で最初に重要となるのはNTTドコモに提出する企画書で、できるだけシンプルに分かりやすくまとめたほうがいい。文書で説明するよりも、実際に動くコンテンツを作って、企画書と一緒に提出するのも一つの手」なのだという。

 また、同氏は、「iモード向けのコンテンツは、発売前にプロモーション活動を行ない、発売後1週間が勝負となるゲーム機向けのソフトとは違う」と指摘。「マスターを納めたら打ち上げ、というコンシューマー製品とは違い、iモードはサービス開始からが地獄。ユーザーを長期間にわたって惹きつけておくための工夫も必要で、継続的なメンテナンスが重要となる。この点もちゃんと企画書にまとめたほうがいい」と語る。

 ちなみに、ハドソンがNTTドコモに提出した企画書は50以上あるとのことで、実際にコンテンツを提供できるまで最短で4週間の企画もあれば、10カ月経っても始まらない企画もあるのだという。

 また、同社ではiモード向けのコンテンツ提供に際し、開発言語として主にPerlを採用しているとのこと。「ユーザーを引き止めるために毎日コンテンツの内容を変更するような場合、ソースとバイナリに分かれていてバージョン管理が難しいCのような言語よりも、Perlのほうが扱いやすい」というのが、その理由なのだという。



URL
  CEDEC 2000
  http://www.cesa.or.jp/cesa/cedec/
  ハドソン
  http://www.hudson.co.jp/


(湯野 康隆)
2000/09/20 16:38

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