シャープでは、携帯電話向け液晶コーナーを設けて、上述のプラスチック液晶のほか、動画向きのSTN液晶や高輝度表示のSTN液晶、DMTN(Double Metal Twist Nematicの略、アクティブマトリクス方式)液晶などを参考出展。IMT-2000導入によるワイドバンド化で本格化すると見られる動画配信に備え、STN、DMTNとも動画対応を強調した展示となっている。展示された1.9型のSTN液晶は、4096色128×160ドット表示、応答速度60msで15フレーム/秒の動画表示が可能な半透過反射型。2.6型のカラーDMTN液晶は、応答速度30msで、30フレーム/秒の動画表示が可能。4096色表示で160×240ドットと、Palm OS搭載機を上回る表現力となっている。DMTN液晶は、反射型・半透過反射型・透過型の3種を並べて展示、比較できるようになっていた。