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【モバイル・コンテンツ・フォーラム】
「SKY CHECK」J-フォンのモバイルコマースとは?

J-フォン サービス開発本部 プロジェクト推進室 課長 木下直樹氏
 11月20日、都内のホテルで携帯電話コンテンツの関連企業が参加する任意団体、モバイル・コンテンツ・フォーラムの総会が行なわれた。J-フォン サービス開発本部 プロジェクト推進室 課長 木下直樹氏が、「J-フォンモバイルコマースビジョン」と題した講演を行なった。

 木下氏は冒頭、先日発表された同社の決済サービス「SKY CHECK」について触れ、「決済サービスはモバイルコマース戦略の中核になる」と述べ、講演は国内外の決済サービスを解説したあと、同社の取り組みをアピールする形で進められた。

 同氏は、日本におけるモバイルコマースのポイントを「小額課金のビジネスモデル」だと指摘。欧米ではモバイルコマースを通信販売など、パソコンでのインターネットと同様のものとして捉えた点で日本と視点が異なることを説明した。日本でのモバイルコマースの繁栄は、着信メロディや待受画像の配信に際し、著作権や肖像権の問題をきちんとクリアしたためだという。パソコンのインターネットでは、ゲートウェイが無数にあるため管理が難しいが、日本の携帯電話を使ったモバイルコマースでは、データの販売をキャリア管理下の公式サイト上で行なうことで著作権や肖像権の保護ができ、着メロや画像のダウンロードに対して課金が行なえるというビジネスモデルが成立したという。

 その後同氏は、世界のモバイルコマースへの取り組みに話題を移し、銀行と通信事業者の連携や取り組みが重要であるとの考えを示した。その具体例として、ドイツ銀行の主導で実施されている決済サービス「Paybox」などヨーロッパの事例を中心に解説し、そのまとめとして、GSM端末のSIMカードにクレジットカードやデビット(即時引き落とし)カードの機能を内蔵するケースが大半だと分析した。

 同氏は、こうした海外での事例を踏まえた上で、J-フォンの解答は「SKY CHECK」であるとした。同サービスは、携帯電話にとどまらず、雑誌や通販カタログ、コンビニなど、様々な環境で決済を行なえる仕様になっていることをアピール。12月3日のサービスイン時点では、VISA、Master Card、JCBのクレジットカードが利用可能だが、今後、AMEXやDINERSといったクレジットカードや、デビットカード、プリペイドサービスなどにも対応する予定だという。また、出店者側のメリットとして、「モバイルコマースによる販売チャネルの拡大で、さらに市場規模を大きくできる」とした。同氏は、「SKY CHECKのようなサービスは通信事業者だけでは成功しない。さまざまなパートナーと協力してできること」と語り、SKY CHECKの加盟店一覧をスクリーンに表示させ、サービスインを前に同サービスへの成功への自信を見せ、講演を締めくくった。


世界のモバイルコマースの情勢 現在、決済標準化団体が乱立している

SKY CHECKのイメージ図
SKY CHECKのメリット

・ J-フォン
  http://www.j-phone.com/

J-フォン、J-スカイで利用できるモバイル決済サービス「SKY CHECK」

・ モバイル・コンテンツ・フォーラム
  http://www.mcf.to/


(伊藤 大地)
2001/11/20 22:04

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