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【WIRELESS JAPAN 2001】
J-フォン、「W-CDMAへのユーザー呼び込みは慎重に行なう」
J-フォン東日本 専務取締役 桑折 恭一郎氏
WIRELESS JAPAN 2001と併催されているコンファレンス「WIRELESS CONFERENCE 2001」の2日目、J-フォン東日本 専務取締役 桑折 恭一郎氏が講演を行なった。
桑折氏はまず、音声通話から始まった携帯電話サービスが、ショートメッセージ・メール・Webなどのテキストベースのデータ通信に対応し、さらに端末のカラー化や着メロダウンロード、カメラ内蔵などマルチメディア対応となって、現在Java対応まで進んで来た経緯を解説。J-フォンはメール、Web、端末のカラー化やステーションサービスなど常に新しいサービスに積極的に取り組んできたことを強調した。
マルチメディア機能の次ステップとして、桑折氏はJ-フォンが6月に開始したJavaサービスを紹介。J-スカイのWebコンテンツでゲームがもっとも利用率が高いことから、3Dポリゴン機能を標準搭載したことなどをデモをまじえて説明した。
最後に桑折氏は、Java搭載の次世代、W-CDMAの導入についてJ-フォンの取り組みについて説いた。まず、当初2001年末を予定していたW-CDMA導入を半年延期した理由として、2000年12月に3GPPでW-CDMAの標準が決まったはずだったが、3月になって追加があり、さらに6月にも変更が出たことを挙げた。2001年12月の標準に合わせて作ると、3月の追加事項にバージョンアップができない。中途半端な段階でユーザーに提供すると、その悪印象を払拭するためには何年もかかることがある。このため、延期を決定したという。
また、サービス開始は現在、2002年の第2四半期、6月頃を予定しているが、サービス開始時点ではあまり大げさにキャンペーンなどを行なわずエリアも限定。安定性の目途がついた時点でエリア展開を行ない、エリアカバー率がある程度上がった時点で、ユーザーの呼び込みを展開するとの戦略を示した。システム的にも、J-フォンでは2G(PDC)と3G(W-CDMA)のネットワークを分け、位置情報レジスタ(HLR:Home Location Register)をそれぞれ別に設けるなど、慎重な導入を行なう方針であると述べた。
3Gの意義として桑折氏は、64~384kbpsの高速データ伝送、世界ローミングなどを挙げた。とくに、世界ローミングについては、「3GPPにおける6月の仕様変更まで盛り込まないと、細部の整合性が取れず、世界で移動機が正常動作しない」として「とくにJ-フォンの場合、英ボーダフォンが大株主であるため、ローミングがきっちりできなければならない」と述べ、グローバルローミングには当初からきちんと対応していくことを改めて強調、講演を終えた。
2G(PDC)と3G(W-CDMA)は別ネットワークとして、位置情報レジスタも別に設ける
W-CDMA端末のイメージ
・ J-フォン東日本
http://www.j-phone-east.com/
・ 3GPP(英文)
http://www.3gpp.org/
・ 関連記事:J-フォン、次世代携帯電話サービスの開始を半年延期
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/03/06/jpimt2k.htm
(工藤 ひろえ)
2001/07/23 00:30
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