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【WIRELESS JAPAN 2001】
KDDI起橋氏「低ビット単価のためのIMT-2000」
KDDI au事業本部長 起橋俊男氏
WIRELESS JAPAN 2001のコンファレンスで、KDDIの執行役員専務 au事業本部長、起橋俊男氏が「KDDIのWireless Internet Convergence戦略」と題した講演を行なった。
起橋氏によるとWireless Internet、つまり携帯電話によるインターネット接続者は、現在急激に増加している。携帯電話は2001年5月末時点で6269万回線あり、そのうちインターネットサービスを利用しているのは3866万回線。携帯電話全体の数も依然として増え続けているが、インターネットサービスの利用者数は、それ以上のペースで増加している。
こうしたことを踏まえ、起橋氏は「これまでは音声通話を中心に構築・開発されてきたインフラ・端末に、データ通信需要が強く影響していく」という考えを示した。たとえばインフラの場合、いままでは何万回線収容できるネットワーク、という考えで構築してきたが、今後はトラフィック(通信量)に応じたネットワーク、という考えで構築していく必要があるという。
音声とデータのトラフィックの増加予測については、KDDIでは「2000年を基準に考えると、2005年には音声通話のトラフィックが2.4倍に、データ通信のトラフィックが65倍になる」と予測。「その後、音声通話は2.4倍程度で頭打ちになるが、データ通信はさらに増加する」という。起橋氏は「この増加するデータ通信のトラフィックを効率的に収容し、価格に反映させられるシステム構築が必要だ」という考えを示して「低ビット単価の実現がIMT-2000の開発目標・導入目的!」とした。
KDDIのauブランドでは現在、通信方式にcdmaOneを利用している。今秋にはインフラの改良を行ない、cdmaOneを「CDMA2000 1x」という、より収容効率が高く、データ通信速度が速いシステムに進化させる。さらに2002年秋には「CDMA2000 1xEV」(HDR)というデータ通信専用システムを導入し、増加するデータ通信需要に対応する。
起橋氏はここで、ライバルであるNTTドコモの戦略を引き合いに出した。ドコモでは、現在の通信方式であるPDCとはまったく違うW-CDMA方式を次世代携帯電話として導入する。起橋氏はドコモのやり方について「革命路線」と称し、それに対して現行のCDMA系技術を「トマトのように完熟させていく」auのやり方を「進展路線」として、両社の戦略の違いを強調した。
今後の携帯電話業界は、携帯電話数は飽和状態に向かい、加入者の数で競い合う状態ではなくて通信トラフィックの量や中身が重視されるという。その上で起橋氏は「auでは今後、cdmaOneをベースとした技術進化で、品質の高さと低ビット単価を実現していきたい」と語った。
・ KDDI
http://www.kddi.com/
(白根 雅彦)
2001/07/18 18:13
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