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「CommunicAsia2001」レポート
J-フォンは若年ターゲットの展開をアピール

 シンガポールで開催されているIT総合展示会「CommunicAsia2001」で、J-フォンの営業企画部 担当部長 John Garrett氏は「Valuing the Relative Prospects of B2B & B2C Mobile Markets」と題した講演を行なった。


・ CommunicAsia2001(英文)
  http://www.communicasia.com/

若年層によるメール人気が非音声通信量を増大

J-フォン営業企画部のGarrett氏
 Garrett氏が強調したのは、J-フォンには若年層のユーザーが多いことである。さらにメールの利用頻度が高いことや、全ユーザーに対するJ-スカイ端末利用率が68.2%で、ドコモにおけるiモード端末利用率65%、au・ツーカーにおけるEZweb端末利用率49.3%よりも高いことを紹介し、日本のキャリアの中でのJ-フォンの特徴をアピールした。

 Garrett氏は携帯電話によるインターネットサービスが日本で成功した理由について、若年層を中心としたメール人気や、端末のメロディ機能・カラー液晶の搭載、インターネットに簡単に接続できるサービス密着型の端末設計など、日本独特の環境を説明した。その上で、Eメールやカラー液晶、デジタルカメラなどをJ-フォンが日本で初めて携帯電話に実装したことを挙げ、J-フォンの先進性を強調した。


J-スカイのウェブで人気のコンテンツ。トップ7はメロディ配信系ばかり
 J-スカイについては、若年層(とくに学生)を中心に利用量の多いメール、エンターテイメント系が人気のウェブ、地域別情報配信のステーションについてそれぞれ紹介した。さらに2000年5月より、非音声通信が音声通話を上回ったことをデータで示し、非音声通信の急激な成長を聴講者に印象付けた。

 最後にGarrett氏は、次世代携帯電話(いわゆる3G)のキーポイントについて、ターゲットとなるコンシューマーのニーズに特化したサービスを提供することや、技術や流行の変化に合わせたビジネスモデルの構築・改変を行なうことだと述べた。

 ちなみにGarrett氏の講演の大半は、プレゼンテーションに使用したパソコンのトラブルで、スライド投影なしで行なわれた。いくら復旧させようとしても表示されないプロジェクターに対し、Garrett氏が「これは誰かの陰謀なんじゃないか? そういえばここの部屋のスポンサーは誰だっけ?」と発言すると、会場は大爆笑に包まれた(同カンファレンスルームのスポンサーはNTTドコモ)。Garrett氏は「もちろん冗談だ」とフォローを入れていたが、氏以前に行なわれたKDDIの伊藤氏のプレゼンテーションでも、スライドが一部表示されなかったトラブルがあったことから、冗談としては少々できすぎていたかもしれない。


カテゴリ別アクセス率。ゲームはヘビーユーザーのため、アクセスが多くなっているとのこと 音声通話とJ-スカイのウェブ、メールのアクセス量の変遷。メールのアクセス量(青)の増加が顕著

・ J-フォン
  http://www.j-phone.com/


(白根 雅彦)
2001/06/25 00:00

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