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「SL45i（6688i）」は、JavaとMP3再生に対応したGSM端末で、リリース済みの端末「SL45」にJava機能を付け加えたもの。本体内部にMMCスロットを搭載し、その中にJavaプログラムをダウンロードしたり、MP3オーディオを保存できる。対応するJavaは、J-フォンやKDDIでも採用されるのと同じ、世界標準のJ2ME・MIDP仕様となっている。 GSM端末は、ほとんど場合インターネットメールに対応していない。しかしSL45iでは、Javaで記述されたメールクライアントソフトを入れることで、POP3などのメールサーバーにもアクセスできるという。 なお、ベースとなったSL45と同様に、WAP 1.1のブラウザ搭載で、パケット通信のGPRSに対応しないなど、通信機能は最新ではなっていない。このほか、標準で32MBのMMCが付属する。 「SL42（6686）」は、SL45iのJava機能を省いたモデル。デザインはほぼ同じで、下部のコネクタにステレオヘッドセットをつけることでMP3再生に対応することも同じ。ただし標準添付されるMMCは16MBとなっている。
通信系の機能としては、パケット通信（GPRS）に対応するとともに、WAP 1.2のブラウザも搭載するなど、SL45i/SL42よりも進んだ機能を備えている。ショートメッセージ機能に拡張を加えた「EMS」にも対応しており、ME45同士やほかのEMS対応機と、画像やメロディが付きのショートメッセージをやり取りできる。ただし、SIEMENS以外のメーカーによるEMS対応機とのやり取りについては、正常な動作は保証されていない。 なお、全機種共通で、IrDAのインターフェイスを装備しているほか、ネットワーク経由でメロディや壁紙をやりとりする「over the air」に対応している。 over the airはiモードにおけるiメロディや、EZwebにおけるEZget!と同じ機能のものだが、GSM携帯電話ではそういったコンテンツのダウンロード機能は規格化されていないので、SIEMENSのようにメーカーの独自機能としてコンテンツのダウンロード機能を付加している場合が多い。 SIEMENSに限らずCommunicAsia2001では、オランダの携帯電話メーカーPhilipsも、独自仕様のゲームプログラムやメロディのダウンロードシステム「Value-added Service（VAS）」対応端末「fisio 318」（７月発売予定）の展示を行なっている。 これらのメーカーは、端末をダウンロードした素材でカスタマイズできてユーザーへの訴求力が高いとし、各国のGSM携帯電話事業者へ採用するようアピールしている。
・ CommunicAsia2001（英文） http://www.communicasia.com/ （白根 雅彦） 2001/06/22 00:00 | ||||||||||||||||
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