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国内向けに携帯電話やPHSなどを販売するKENWOODだが、今回のCeBIT 2001ではBluetoothに対応したカーオーディオを2種類、出品している。 KDC-PSR91btiとKDC-MX91btiは、ともにBluetoothを本体に内蔵しており、Bluetoothモジュールを備えた携帯電話を車内に持ち込めば、ケーブルなどを接続することなく、カーオーディオで携帯電話を利用することが可能だ。ただ、Bluetoothで定義されているプロファイルとして、ハンズフリー通話がまだ確定していないため、現在のプロトタイプではヘッドセットプロファイルを利用して、この機能を実現している。今回のデモンストレーションでは、エリクソンのGSM携帯電話にオプションのBluetoothモジュールを接続して、実際の通話を可能にしている。 また、KDC-MX91btiは従来のカーオーディオと違い、PCをカーオーディオと同じサイズにまとめているのが特徴だ。CPUにはPentiumIII 600MHzを搭載し、本体にはCD-ROMドライブとHDDを内蔵する。OSはWindows 2000 Professionalをインストールしている。本体全面にはUSBポートも備えている。Bluetoothのプロファイルはヘッドセットプロファイルに加え、ダイヤルアッププロファイルもサポートしているため、KDC-MX91btiからBluetooth機能を備えた携帯電話を使って、インターネットにダイヤルアップして、カーナビゲーションシステムの画面にWWWブラウザやメールの画面を表示できるようにしている。 いずれもプロトタイプの段階のものだが、実際に製品として登場すれば、携帯電話を有効に活用できる可能性は十分ある。MP3対応カーオーディオをいち早く実現した同社だけに、Bluetoothについてもカーオーディオやカーナビゲーションシステムなどで、製品化されることを期待したい。
・ CeBIT 2001（英文） http://www.cebit.de/homepage_e ・ KENWOOD http://www.kenwood.com/ （法林岳之） 2001/03/23 00:00 | ||||||
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