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【GSMA Mobile World Congress 2009】
米マイクロソフト、スペインで「Windows Mobile 6.5」発表
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Windows Mobile 6.5
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米マイクロソフトは、16日、Windows Mobileの最新版「Windows Mobile 6.5」を発表した。あわせて、端末と同期し、端末バックアップや写真や動画の保存、スケジュール管理などが行なえるWebサービス「My Phone」、アプリケーション販売サービス「Windows Marketplace for Mobile」なども発表された。
「Windows Mobile 6.5」は、ホーム画面のユーザーインターフェイスが大きく変更され、一般的な携帯電話のようなアイコン表示やリスト表示が採用される。パソコン向けWindows OSを意識させる従来のインターフェイスから、指を使ったタッチ操作が簡単に行えるよう配慮されている。
Webブラウザ「Internet Explorer Mobile」も新しくなり、FlashやJavaScriptなどもサポートされる。ブラウザのズームイン/アウト機能なども用意される。
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Steve Ballmer氏
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スペインで開催されている「Mobile World Congress 2009」の会場周辺で行われたプレスカンファレンスには、米マイクロソフトのCEOであるSteve Ballmer氏が登場。Windows Mobileが従来のビジネスコンシューマー路線から、より一般コンシューマー向けに舵を切ったことを印象づける講演を行った。Windowsブランドのリブランディング戦略を展開するBallmer氏は、今回のカンファレンスにおいてスマートフォンという言葉を使わず、「Windows Phone」という呼び方を使った。「Windows Mobile 6.5」について、シンプルで簡単に使えることをアピールした。
「Windows Mobile 6.5」に対応するサービスとして、「My Phone」や「Windows Marketplace for Mobile」といったWebサービスも明らかにされた。「My Phone」は、端末バックアップやスケジューリングなどが行える、個人スペースが利用できるWebサービス。最大200MBまで保存が可能で、利用料は無料。Web上の「My Phone」が橋渡しとなって、モバイルとパソコンで情報を共有できる。
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Touch Diamond 2
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会場にはWindows Mobile端末が並んだ
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My Phone
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「Windows Marketplace for Mobile」は、「Windows Mobile」のさまざまなアプリケーションをダウンロード購入できる配信プラットフォームとなる。Windows Live IDを利用して、モバイルとパソコンのどちらからでもアプリケーションがダウンロードできる。
カンファレンスには、HTCやLGのキーパーソンなども登壇し、「Windows Mobile 6.5」への祝辞を述べた。なお、対応端末は2009年後半にもグローバル市場に投入される予定だが、日本での展開については不明だ。
LG製の「LG-GM7300」は、当初「Windows Mobile 6.1」搭載モデルが販売され、今後、「Windows Mobile 6.5」モデルも投入される予定。HTCは、「Touch Diamond 2」と「Touch Pro 2」において、「Windows Mobile 6.1」から「Windows Mobile 6.5」への無償アップグレードサービスを提供する方針だ。microsoftのブースでは、「Touch Diamond 2」のみ「Windows Mobile 6.5」モデルとして展示されていた。
■フォトギャラリー
■ URL
マイクロソフト MWC2009関連情報サイト(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/events/mobileworldcongress/default.mspx
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(津田 啓夢)
2009/02/17 16:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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