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【東京ゲームショウ2008】
ゲームショウ会場で見かけたケータイ関連展示

 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、コンピュータゲームの展示会「東京ゲームショウ2008」を10月9日~10月12日に幕張メッセで開催している。

 ケータイ関連としては、通信事業者からはNTTドコモとKDDIがブースを出展しており、そのほかにもケータイ専業のコンテンツプロバイダーなどがケータイゲームのブースを出展している。最近のゲームショウでは、携帯電話事業者が出展するようになったせいか、大手メーカーがブース内でケータイ向けコンテンツの展示を行うケースは減っている印象を受けるが、それでも一部のゲームメーカーなどがケータイに関連した展示を行っていた。

 SNKプレイモアはケータイ向けコンテンツに比較的大きなスペースを取って、配信中・未配信の新作を含めて実機展示を行っている。未配信の新作としては、ニンテンドーDS向け作品からの移植シリーズ最新作「どきどき魔女神判! 第3話」や恋愛シミュレーションシリーズの最新作「恋のいろは~もみじ色づく秋」、クイズゲームの「KOF検定 めざせカルトクイズ王」、アクションゲームの「萌えよ! KOF 大運動会」などを展示している。


SNKプレイモアのケータイ向けコンテンツコーナー こちらはSNKプレイモアのパチスロ系コンテンツのコーナー

どきどき魔女神判! 恋のいろは~もみじ色づく秋 萌えよ! KOF 大運動会

 ディースリー・パブリッシャーもケータイコンテンツのコーナーを設けて展示をしている。しかしほとんどはケース内展示で、プレイできるタイトルはNTTドコモブースでも展示している「地球防衛軍3」だった。


ディースリー・パブリッシャーのケータイコーナー 地球防衛軍3

 スクウェア・エニックスも、同社ブース内にケータイ向けコンテンツの専用コーナーを設けている。こちらでは「DEMON CHAIN」や「半熟英雄」といった未配信の最新ゲームに加え、同社の発行する漫画雑誌「月刊少年ガンガン」などのケータイ向けサイト「ガンガンモバイル」の紹介も行っている。また、スーパーファミコン向けゲーム「ロマンシング サガ」のiモード版とYahoo!ケータイ版が2009年に配信予定であるとのアナウンスも行われている。


スクウェア・エニックスブースでのケータイ関連展示 ガンガンモバイルの展示

Catch The Eggのプレイ模様
 ハドソンはiモードやEZweb、Yahoo!ケータイ向けコンテンツは展示していなかったが、iPhone向けゲーム「Catch The Egg」の展示を行っていた。といっても、ブース内に展示コーナーが設けられているのではなく、ブース周辺を歩いている黒い服を着たイベントコンパニオンがiPhoneを持ち、それを来場者が見る、という形式の展示となっている。「Catch The Egg」は、落ちてくる卵を実際にiPhoneを空に掲げて見上げ、それをキャッチするという内容のゲームだ。なおハドソンでは東京ゲームショウの期間中、同社が配信する「Catch The Egg」、「AQUA FOREST」、「ネオサメガメ」の3本のiPhone/iPod touch向けソフトを無料配信するという特別キャンペーンを実施している。キャンペーンは10月12日までなので、興味のある方は早めにダウンロードしておこう。


iPhone版のエアロ・ギター
 iPhone向けゲームとしては、ユードーが3つの未配信タイトルを展示している。ユードーはコナミの音楽ゲーム「beatmania(ビートマニア)」の製作に携わったゲームクリエーター南雲 玲生氏が設立した会社。同社のブースでは、先頃配信が開始されたWiiウェアの「エアロ・ギター」も展示されている。

 iPhone向けには、「エアロ・ギター」と「エアロ・ドラム」、「エアロ・シンセ」が展示されている。そのうちエアロ・ギターが10月配信を予定していて、そのほかのものも年内配信を予定しているとのこと。


エアロ・ドラム エアロ・シンセ

脳波コントローラーを装着した模様
 ちょっと異色な展示としては、丸紅とNeuro Skyが共同で、脳波を使ったコントローラーの展示を行っている。展示のメインは「脳波でパソコンゲームをコントロールする」といったものだったが、ケータイに接続するデモも行われていた。

 コントローラーはヘッドセット型をしていて、通常はマイクがついていそうなブーム部分を額に当てることで脳波を測定する。Bluetooth機能を搭載していて、ケータイなど幅広いデバイスに接続できる。ケータイに接続するデモとしては、ノキアのN95 8GBと接続していた。ただのゲームが用意されているだけではなく、「脳波の状態を映像化する」「算数の問題を解きつつ、脳波の状態推移を見る」といったアプリケーションが使われていた。

 この脳波コントローラーはまだ製品化されていないが、海外で来年初頭には商品化される見込み。価格は100ドル以下を目指しているという。国内での展開については未定。


脳波コントローラーは外見上は普通のBluetoothヘッドセットに近い 脳波の状態をビジュアル化するソフト

自分で計算をしつつ、画面の下に脳波の状態が表示されるアプリ 計算が終わると、解答タイミングと脳波の状態がグラフで表示される

 このほかにも海外ブースなどでいくつかのケータイ関連の展示が見られた。


オランダパビリオンで見かけたiPhoneゲーム。アップルで審査中 こちらもオランダパビリオンでのiPhoneゲーム。こちらも審査中

カナダのQ8IS MobileのJavaゲーム。ソニー・エリクソンの海外端末(K810i)でデモ中 Q8IS Mobileは今冬配信に向けてキャリアなどと調整をしているとのこと


URL
  東京ゲームショウ2008
  http://tgs.cesa.or.jp/
  SNKプレイモア
  http://www.snkplaymore.co.jp/
  ディースリー・パブリッシャー
  http://www.d3p.co.jp/
  スクウェア・エニックス
  http://www.square-enix.com/jp/
  ハドソン
  http://www.hudson.co.jp/
  ユードー
  http://www.yudo.jp/
  丸紅
  http://www.marubeni.co.jp/
  Neuro Sky(英文)
  http://www.neurosky.com/


(白根 雅彦)
2008/10/10 16:42

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