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【東京ゲームショウ2008】
KDDIは次世代機種向け新機能のBluetooth対戦ゲームを紹介
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KDDIのブース
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コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、コンピュータゲームの展示会「東京ゲームショウ2008」を10月9日~10月12日に幕張メッセで開催している。
KDDIはauのケータイゲームを展示している。KDDIのゲームショウ出展は、今年で3回目となる。今回出展するのは、すべてBREWアプリのゲームで、24タイトルのゲームが実機でプレイできる状態で展示されている。
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コナミの「モバイル パワフルプロ野球 VS! 公式ライセンス版 2008」。ネット対戦と異なり、通信時差がほぼない
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KDDIブースの目玉の一つは、Bluetoothを使った対戦ゲームだ。これは、Bluetoothによる10m程度の近距離無線通信でケータイ同士をつなぎ、ネットワークを介さずに対戦ゲームなどをプレイするというもの。イメージとしてはPSPやニンテンドーDSの無線アドホック通信に近いもので、ネットワーク通信による時間差なくゲームがプレイできる。同様の機能はすでにソフトバンクでは導入されているが、auケータイでは今回が初公開となる。
KDDIの担当者によると、このBluetoothを使ったゲーム機能は次世代機種において導入される予定の新機能だという。KDDIとしては同機能を次世代機種のみでサポートする方針とのこと。今回の展示では発売済みのKCP+機種を用いており、技術的には既存機種にも実装可能だが、発売済みの機種で新機能の検証を行うことが困難なため、旧機種では対応しない予定だという。
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ハドソンの「桃太郎電鉄 WORLD 対戦版」
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なおBluetooth対応のゲームについては、対応する次世代機種が未発表なため、配信時期や対応機種などの詳細は公表されていない。
Bluetooth対応ゲームとしては、コナミの「モバイル パワフルプロ野球 VS! 公式ライセンス版 2008」とハドソンの「桃太郎電鉄 WORLD 対戦版」の2タイトルを大きく展示している。いずれもブース前面の専用コーナーに多数の実機を設置して試遊できるようになっていた。パワフルプロ野球は12月に配信予定。桃太郎電鉄のBluetooth対応版の配信は未定。
バンダイネットワークスは、人気漫画のキャラクターが登場する「ドラゴンボール×ワンピース スーパーBTバトル」を展示している。内容は、Bluetooth対戦機能を使った対戦格闘ゲーム。こちらは正式サービスの予定がない参考出展となっている。
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ゲーム画面
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ドラゴンボールからは悟空のみの参戦
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ストリートファイターZERO2
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同じく対戦格闘ゲームとしては、カプコンが「ストリートファイターZERO2」を展示している。こちらは配信済みの同名ゲームのBluetooth対戦対応版。今冬配信予定となっている。
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V.R.バーチャレーシング
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セガは、レーシングゲームの「V.R.バーチャレーシング」を展示している。こちらの展示では、コース2周のタイムが2分を切った場合、ソニックのぬいぐるみがプレゼントされるとのことだった(ビジネスデー初日、取材時)。V.R.バーチャレーシングは今冬配信予定。
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リアルサッカー2008 3D
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スポーツゲームとしては、前述のパワフルプロ野球に加え、ゲームロフトの「リアルサッカー2009 3D」やセガの「ガチンコ★ベースボール MOBILE」、ソニー・コンピュータエンタテインメントの「みんなのGOLF モバイル2」も展示されている。リアルサッカーは年内配信予定の新作で、ガチンコ★ベースボールとみんなのGOLFは配信中のゲームのBluetooth対応版となっている。
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ガチンコ★ベースボール MOBILE
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みんなのGOLF モバイル2
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音楽関連のゲームとしては、ジー・モードの「リズミカル リスモ!」とエイチームの「Melody of Emotion」が展示されている。リズミカル リスモ!は2009年2月5日、Melody of Emotionは今冬の配信予定。
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リズミカル リスモ!
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Melody of Emotion
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ヤッターマン×ボンバーマン
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ハドソンは「ヤッターマン×ボンバーマン」を展示している。ボンバーマンはすでにネットワーク対戦版が配信されているが、こちらはBluetoothによる対戦に対応している。Bluetooth対応版はアニメ「ヤッターマン」とコラボレーションしていて、ヤッターマンに登場するキャラクターでゲームをプレイできる。こちらは今冬配信予定。
パズルゲームやテーブルゲームとしては、ジー・モードが「TETRIS LEAGUE」(2009年3月5日配信予定)、サクセスネットワークスが「Bluetooth対戦UNO」(2009年配信予定)を展示している。いずれもネットワーク対戦版も配信中。
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TETRIS LEAGUE。対戦相手の状況も表示される
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Bluetooth対戦UNO
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BTD STUDIOのDEATH LAND
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ブースでは、Bluetoothによる対戦ゲームだけではなく、ネットワークによる対戦ゲームも展示されている。auの場合、従来からネットワークを利用したリアルタイム対戦には対応しているため、こちらはとくに新機能としては紹介されていない。新機能のBluetooth対戦対応として紹介されたゲームの中にも、ネットワーク対戦対応として配信中のものが多かった。ちなみに他キャリアでのネットワークリアルタイム対戦機能は、ソフトバンクは昨年から導入していて、NTTドコモでは次世代機種から導入するとして今回のゲームショウで大々的にアピールしている。
Bluetoothを使わない純粋なネットワーク対戦対応の新作ゲームとしては、BTD STUDIOの「DEATH LAND」が展示されている。こちらは今冬サービス開始予定のMMOアクションRPG。数千人規模で同時にサーバーに接続し、同じフィールド上で複数のプレーヤーがリアルタイム通信によるアクション戦闘を行っていく。料金は月額315円とアイテム課金の複合型となる予定で、KCP+機種に対応する。
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DEMON CHAIN
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新作ゲームとしては、スクウェア・エニックスが「DEMON CHAIN」を展示している。これは、色と形のいずれかが同じコマを並べて消していくというルールの、EZweb向けオリジナル新作ゲーム。ただのパズルゲームではなく、「キャラクターを選んで他のキャラクターと掛け合いをしながら戦い進む」というストーリー性が設けられていて、「パズル×アクション×バトル」を謳っている。こちらは11月配信予定で、ネットワーク対戦に対応する。
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対戦パズルボブル ~日×韓MIX~
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ちょっと変わったネットワーク対戦ゲームとしては、タイトーが「対戦パズルボブル ~日×韓MIX~」を展示している。パズルゲームであるパズルボブルのネットワーク対戦ゲームについては、すでに配信中だが、今回展示しているバージョンでは、日本と韓国のプレーヤーで対戦ができるように拡張される。日本国内同士の対戦ではP2P的な通信を行っているが、日韓の対戦時にはサーバーを介し、通信を変換している。韓国側ではSK Telecomが対応していて、アプリは韓国独自のプラットフォーム「WIPI」で作られているという。日韓対戦バージョンは今冬に配信予定。
変わった趣向としては、ヘッドマウントディスプレイを使った展示も行われている。これはケータイのビデオ出力機能を使い、その映像をヘッドマウントディスプレイ(HMD)に表示させるというもの。こちらは商用サービス化はとくに決まっておらず、KDDI研究所で開発中のものを参考出展した形となっている。ヘッドマウントディスプレイはLUMUS社による両眼シースルー表示タイプのもの。
ヘッドマウントディスプレイを使っているのは、バンダイネットワークスによる「機動戦士ガンダム 3D VS EDITION」と元気モバイルの「ACT体感★ボウリング」、ハドソンの「デカスポルタMOBILE」の3タイトルの展示。このうちガンダムについてはすでに配信中のものとゲーム内容は同じだが、ボウリングとデカスポルタについては、加速度センサーやカメラを用い、ケータイを振る・傾けるといった動きを検知するという、ドコモでいう直感ゲームのような内容で、展示では加速度センサーを内蔵するW62CAが用いられていた。いずれも秋冬頃からの配信予定で、カロリーカウンターと連動する。
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HMD装着時の様子
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デカスポルタMOBILE
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バイオハザード ディジェネレーション
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対戦などの要素はない新作ゲームも展示されている。カプコンの「バイオハザード ディジェネレーション」は10月公開予定の同名のCG映画の冒頭をベースにしたオリジナル新作ゲーム。こちらは今冬配信予定となっている。
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勇者のくせになまいきだ。そして携帯へ…
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このほかにもバンダイナムコゲームスが「塊魂モバイル」(来春配信予定)、ソニー・コンピュータエンタテインメントが「勇者のくせになまいきだ。そして携帯へ…」(配信時期未定)と「―どこでもいっしょ― トロとレッツ学校!」(今冬配信予定)を展示している。いずれも家庭用ゲーム機向けのゲームをベースに、ケータイ向けにアレンジされた移植作品となる。
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塊魂モバイル
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―どこでもいっしょ― トロとレッツ学校!
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Girls★Girls
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BTD STUDIOは「Girls★Girls」を展示している。こちらはアイドル育成ゲームで、キャラクターデザインにリッジレーサーシリーズのキャラクターデザイナーを、音楽には元ワンズのアーティストを起用しているという。こちらも前述のDEATH LAND同様に、料金は月額315円とアイテム課金の複合型となる予定。KDDIの取り決めでは、無料+アイテム課金の課金方法は不可能なため、月額課金+アイテム課金の形で提供される。ただし、月額課金のみでも毎月300円分程度のアイテムを付けて提供されるという。
これらのゲーム展示以外にも、ブースでは各種ステージイベントが行われているほか、ゲーム紹介カードの配布も行われている。
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配布されているゲーム紹介カードの一覧
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各ゲームの展示の様子
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■ URL
展示に関するリリース(KDDI)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0929a/index.html
東京ゲームショウ2008
http://tgs.cesa.or.jp/
■ 関連記事
・ KDDI、東京ゲームショウに25タイトルを展示
(白根 雅彦)
2008/10/10 14:04
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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