| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東京ゲームショウの特別協賛企業もつとめるNTTドコモは、今年も広めのブースで出展している。例年通り、ドコモブース内には主要なコンテンツプロバイダーが小ブースを構え、各社が最新ゲームを実機でプレイできる環境で展示している。 今年のドコモブースの見所は、新機能「iアプリオンライン」に対応した各社のゲームだ。iアプリオンラインは10月6日に先行発表された次世代iモード端末向けの新機能で、複数人でリアルタイム通信が行えること、ほかのケータイにゲームのお誘いメッセージを送る「iアプリコール」機能があることなどが発表されている。対応機種は未発表なため、同機能を使うゲームは、機種を特定できないマスクが施された状態での展示となっていた。また、未発表機種に対応するゲームであるため、製品ではなく開発中製品の参考出展という形式を取るところも多かった。 なおマスクされた展示機種は、パナソニック製iモード端末のような横画面タイプ、シャープ製iモード端末（AQUOSケータイではない）のようなヒンジ構造のタイプの2種類が確認できた。これらが同一機種であるかどうかは不明。ゲームはVGA解像度と思われるものだったが、旧来のiアプリに比べて処理能力が格段に向上したという印象はうけなかった。
ドワンゴも同ブースで、オンラインRPGの「悠久の騎士団」を展示している。同ゲームはすでに提供中のものだが、iアプリオンライン対応機種ではiアプリコールによる呼び出しに対応するという。
ジー・モードはiアプリオンラインに対応した「TETRIS LEAGUE」を展示している。これはiアプリオンラインで1対1の対戦を行なえるテトリスで、従来の対戦テトリスに比べよりリアルタイムの通信が可能となり、レスポンスが早くなったほか、相手の状況が画面に表示されるようになっている。
セガはiアプリオンラインに対応ゲームとして「電脳戦機バーチャロン」と「対戦ぷよぷよフィーバーDX」を展示している。いずれもリアルタイム対戦が可能となっていて、ぷよぷよフィーバーDXは従来よりも高速な対戦通信が可能となり、相手画面を見ながらの対戦が可能となっている。
元気モバイルはiアプリオンライン対応タイトルとして、「首都高バトルオンライン」と「対戦☆千切り」の2タイトルを展示している。首都高バトルオンラインは硬派なレースゲームで、1対1のレース対戦が可能になっている。対戦☆千切りの方は、直感ゲームのオンライン対戦版で、ケータイをおいた机などを素早くひたすら叩くことでキャベツの千切りの速度を相手と競うというシンプルな内容。対戦版でないバージョンは配信中。デモ展示では、ままごとの包丁とまな板が用意されていて、大通りに面したブースの位置とトントンという軽快な音も相まって、来場者の注目を集めていた。
ハドソンはiアプリオンライン対応ゲームとして、「対戦☆ボンバーマン＋」を展示している。このボンバーマンは4人対戦ないし8人対戦が可能となっている。対戦相手のマッチング時などに定型文チャットができる。このほかにもハドソンブースではiアプリオンラインではないゲームも展示している。「ネクロマンサー2」はかつてPCエンジン向けに発売されたRPG「邪聖剣ネクロマンサー」の続編。1作目はケータイに移植済みだが、2作目はケータイオリジナルとなる。
スクウェア・エニックスは「キングダムハーツ」と「いただきストリート」の新作を展示していた。キングダムハーツの新作「KINGDOM HEARTS coded」はiアプリオンラインの新機能は使っていないが、なぜかマスクされた次世代機種での展示となっていた。担当者によると、次世代機種向けのゲームとしてリリースされる予定だという。いただきストリートの新作「いただきストリートMOBILE どんどん開店！増築中！通信対戦版」はiアプリオンラインに対応し、対戦が可能となっている。
コナミデジタルエンタテインメントはiアプリオンライン対応ゲームとして「麻雀格闘倶楽部mobile2」と「クイズマジックアカデミーmobile3」の2タイトルを展示している。しかしこちらも開発中の段階で、未実装で試せない機能が多かった。
■ ＵＲＬ 東京ゲームショウ2008 http://tgs.cesa.or.jp/ ■ 関連記事 ・ ドコモ、リアルタイム通信ゲームを実現「iアプリオンライン」 ・ KDDI、東京ゲームショウに25タイトルを展示 （白根 雅彦） 2008/10/09 21:50 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
