続いてKovacs氏は実際の例として「Adobe Media Player」のケータイ型デバイス向けバージョンを紹介した。
ランタイム上で動くアプリながら、普通のネイティブアプリのようにメインメニューにアイコンがあり、ネイティブアプリのように起動するようになっている。Kovacs氏はさらに「このバージョンの素晴らしいところは、これと同じバイナリーがパソコンにもインストールできることにある」と語り、Windows上で同じAdobe Media Playerが動いている様子を披露した。Windows OSでもMac OS Xでもコード変更は必要なく、デバイスの解像度が大きければそれに応じて自動調整も行なえるという。
ケータイ版と同じAdobe Media PlayerがWindows上でも動作している
パソコンの解像度向けに自動調節も行なわれる
こうしたアプリの開発は、アドビの「Device Central CS3」で開発できるという。Device Centralには、アドビが同社製品を組み込んだデバイスのプロファイルデータベースが収録されていて、簡単にコンテンツの開発からテストまでを行なえるようになっている。