LG電子のブースでは、AT&Tが5月にスタートする携帯向け放送サービス「AT&T Mobile TV」対応の新機種「Vu」が展示されている。
「Vu」は、全面タッチスクリーンを採用したストレート型のAT&T向け端末。文字入力や操作感など、アップルのiPhone風に仕上げられているが、メニュー体系は独特のデザインとなっている。大きさは約107.9×54.8×12.9mm、重さは約89.5gで薄型・軽量。1月開催の展示会「International CES」にも出展されていたが、5月に「AT&T Mobile TV」がスタートすることもあってか、来場者からの注目を集めていた。
MediaFLO対応の「Vu」
ソフトウェアキーボード
テンキー型のソフトウェアキー
メッセージ関連メニュー
Venus
「Venus」と名付けられた米国市場向けモデルは、メインディスプレイ下にタッチパネルディスプレイを搭載するスライド型モデル。2月の「The Mobile World Congress 2008 Barcelona」に展示されていた「KF600」とほぼ同等のモデルとなっているが、KF600が欧州向けと案内されていたのに対し、「Venus」は米国市場向けとされている。タッチパネル部で操作するとボディ全体が少し振動し、操作感が伝わる。機能によっては、タッチパネル部に表示されるメニュー項目が変化し、柔軟なユーザーインターフェイスを実現している。実際に触ってみると、もたつきもなく、軽快に動くという印象を受けた。