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イベントでは、「おサイフケータイ体感ウォーク」と題して、おサイフケータイを使ったスタンプラリーが行なわれていた。おサイフケータイ対応のチケットシステム「ピットモット」に登録し、会場9カ所に点在するスタンプコーナーで携帯電話をかざしてスタンプを集めていく。スタンプが7つ集まるとプレゼントに応募できる。ソニー製のワンセグ対応ウォークマン「NW-A916」などが抽選で当たる。 ■ ソニー、FeliCa活用の音楽共有システムを参考出品
端末同士をタッチすると相互認証が行なわれ、Bluetoothや無線LANなどで端末接続される。携帯電話に保存されている音楽を相手に聴かせたい場合は、端末同士をタッチするだけで楽曲のストリーミング配信が行なわれる。 また、カーナビを想定したデモとして、車内のカーナビなどに携帯電話をかざすと、端末内の楽曲がカーナビからストリーミング配信される、というものが紹介された。大勢で旅行などに出かける際に、各人がカーナビに端末をかざすと自分のお薦め楽曲を友人などに披露できる。楽曲の操作はカーナビ側からも携帯電話側からも行なえる。 ソニーでは、今回参考出品したソフトウェアを2008年夏頃に提供する。まずはBluetooth接続用のソフトと音楽共有のガイドラインが公開され、その後、無線LAN接続用のソフトが公開される予定。音楽共有だけでなく、画像共有の仕組みなども提供する方針だ。
■ フェリカネットワークス、おサイフケータイの体験コーナー モバイルFeliCaなど提供しているフェリカネットワークスのブースでは、おサイフケータイのタッチ＆トライコーナーが人気を集めていた。ブースでは、ショッピングやコンテンツのダウンロードなど、おサイフケータイを活用してみる企画が行なわれていたほか、各社の電子マネーの登録コーナーなどが用意されていた。「IC CARD WORLD 2008」では、複数のイベントが併設されているためか、FeliCaなどに馴染みがない来場者も多くいるようだ。ブースでは、自分の利用している携帯電話がおサイフケータイ対応であるか尋ねている姿を何度も見かけた。 また、イオン銀行のATMなども参考出品されていた。携帯電話にキャッシュカードとローンカードアプリを即時発行し、現金ではなく、銀行口座から直接おサイフケータイの電子マネーチャージ（モバイルWAON）を行なうデモが行なわれた。 このATMは大日本印刷（DNP）のブースでも参考出品されており、こちらには、電子マネーのチャージ専用のATMなども展示されていた。モバイルWAONに関しては、NTTデータのブースでもPOSレジやチャージ機が展示されていた。
■ 自販機のおサイフケータイ対応が進む
また、缶飲料などの自販機では、参考出品として、赤外線でコンテンツを配信するIrShowerを導入したベンダーマシンが紹介されていた。 このほか、今回のイベントでは社員食堂などの食券販売機のFeliCa対応などが多く見られた。社員証などのICカード化によって、社員証での決済やおサイフケータイでの決済に対応している製品も見られた。
■ 併設イベントにはウィルコムが出展 「IC CARD WORLD 2008」では携帯電話会社の姿は見られなかったが、併設されている「リテールテック JAPAN 2008」にはウィルコムがブースを設置していた。PHSを内線電話として利用するシステムやW-ZERO3を使った電子POPなどが紹介されていた。
■ ＵＲＬ IC CARD WORLD 2008 http://www.shopbiz.jp/top/index_IC.html?PID=0003&TCD=IC （津田 啓夢） 2008/03/05 17:14 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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