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【The Mobile World Congress 2008 Barcelona】
ACCESS、最新版「NetFront Browser」などをデモ
ACCESSブース
ACCESSのブースでは、「NetFront Browser」の最新版を使ったデモンストレーションや、同社の携帯電話向けソフトプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」(ALP)の動向などが紹介された。
同社では、2月11日より最新版ブラウザ「NetFront Browser v3.5」の機能を拡張したWindows Mobile端末向けコンセプト版の提供を開始している。ブースでは、この機能拡張版を使ったデモンストレーションが行なわれた。
「NetFront Browser v3.5」Site Optimizer機能によって、表示が崩れてしまうWebページ(左)を正しく表示できる(右)
サイト全体を表示し、目当ての場所にズーム。Webページの読み込み途中でも利用できる
NetFront Browser Widgets
v3.5では操作性能が向上し、従来よりも高速なブラウジングが行なえる。機能拡張版では、新機能として、iPhoneのような滑らかで余韻のあるスクロール機能や、ページの全体を表示し閲覧している場所を確認できる機能、文章などにズームする際にアニメーション的な効果が加えられた。
デモンストレーションでは、こうした機能拡張版v3.5の使用感を試すことができた。v3.5で従来よりも「サクサク動く」状態になったNetFront Browserだが、機能拡張版では、それに加えてiPhoneやiPod touchのような、滑らかで気持ちよいスクロール感が得られる。タッチパッド式のディスプレイに限らず、方向キーによる操作でもiPhone的なスクロールが行なえる。なお、今回はWindows Mobile版となるが、ACCESSではサポートするプラットフォームを制限しない方針。今後、一般的な携帯電話への対応にも期待が持てそうだ。
また、NetFront Browser Widgetsなども展示していた。待受画面上に小さなアイコンとして表示され、クリックするとさまざまなミニツールが呼び出せる。Widgetと呼ばれるこのツールは、HTMLやCSS、JavaScript、Ajaxなどで開発できる。担当者によれば、ユーザーが自由にWidgetを作成できるような環境が用意される見込みだという。ACCESSでは今後、Widgetのユーザーコミュニティを作ることも検討している。
なお、コンセプト版は一部機能に制限のあるブラウザで、無償だが英語版のみが提供されている。日本語のWindows Mobile環境でも利用できるとされており、今夏以降には日本語対応のテクニカルプレビュー版も登場する予定となっている。
画面下のアイコンをクリックしてツールを呼び出す
気象情報ツール
UniPhier上でALPが動作している
Linux OSベースの携帯電話プラットフォーム「ACCESS Linux Platform」(ALP)のコーナーでは、パナソニックのデジタル機器向けプラットフォーム「UniPhier」上でALPを動作させるデモや、サムスン電子製のモバイル向けプロセッサ「S3C6400」上でタッチパネル式のディスプレイを動作させるデモなどが行なわれた。
NetFront Browser v3.5の視覚的なブックマーク表示
サムスン電子製の「S3C6400」上で動作
さらに、ALPを採用した各社のシステムなども展示されていた。台湾のCyberonは、音声によってさまざまな機能を呼び出すシステムを紹介。音声でイーグルスの「ホテル カリフォルニア」の楽曲を再生させるデモなどが体験できた。担当者は、情報端末にキーボードによる操作、タッチパネルによる操作に加えて、音声による操作が追加できると話していた。なお、12日にはALPのアプリケーション開発キット(SDK)と関連ツールをセットにした開発スイートの提供もアナウンスされた。
Cyberonの音声ソリューション
音声でホテル・カリフォルニアを再生
こうしたALPの取り組みとは別に、ACCESSは12日、Linux OSの携帯機器開発のプラットフォームのを推進する団体「LiMo Foundation」への加盟を発表した。同社はコアメンバーとしてボードメンバーに加わり、LiMoに影響力を行使できる立場となる。ACCESSでは、主要なメンバーとともに、LiMo仕様のSDKスイートの開発に着手、2008年下期にも配布するとしている。LiMo仕様の携帯電話は2008年の第4四半期にも登場する予定。
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URL
ACCESS
http://www.jp.access-company.com/
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