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【The Mobile World Congress 2008 Barcelona】
低価格Linuxプラットフォームを展示するNXP

Purple Magicのリファレンス端末
 NXPはLinuxを採用したケータイ向けプラットフォームソリューションや近距離無線通信(NFC)など、同社のソリューションを展示している。

 「Purple Magic」はLinuxを採用したケータイのプラットフォーム。NXPは「最初のLiMo準拠ケータイ」とも紹介している。シングルコアのチップセット「NXP 7210」を使うことで、低コスト端末が作れることが特徴となっている。NXPではこのPurple Magicを、発展途上国向けの「sub-$100 Linux 3G fully-featured handset」(100ドル未満のフル機能3G・Linuxケータイ)として紹介している。

 ブースでは折りたたみ型端末の形状になっているPurple Magic機に加え、基板がむき出しのリファレンス端末も展示している。リファレンス端末の方はタッチパネルディスプレイを搭載し、3GPPフォーマットの動画やMP3の再生などが行なえた。ブース説明員によると、Linux向けのアプリケーションならば簡単に動くようにできるという。現状では3G向けしかないが、第2四半期には3.5G(HSDPA/HSUPA)にも対応したバージョンが追加される。

 このほかにもPNX4903チップを使った低価格端末ソリューションやNFC(Near Field Commiunication:非接触ICの通信)の展示も行なわれていた。とくにNFC技術に関しては、World Mobile Congressのイベント自体でも利用されており、来場者すべてにNXPのNFCを使ったカードパスが配られ、ホール入場時などにNFCリーダーのついたPDAで読み取るという形で来場者管理が行なわれている。


開発用リファレンス端末。マウスでの操作も可能となっている こちらのリファレンス端末は基板がはみ出していた

「PNX4903」搭載の低価格端末のリファレンス機 NFCのデモ風景


URL
  NXP セミコンダクターズ
  http://jp.nxp.com/

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(白根 雅彦)
2008/02/14 14:19

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