インターネット分野でも取り組みとして、パソコンとケータイの統合を進めていることも挙げる。「ここ数年、ケータイでのネット利用が普及し、パソコンとケータイを併用する人も増えた。こうした人たちにケータイとパソコンでシームレスに利用してもらいたい、ということで作ったのがポータルサイトのau one」と紹介する。さらにKDDIのISPブランドもau one netとし、Googleの協力でau oneメールを提供していることなどを紹介し、「ケータイを中心にして、いろいろなサービスをケータイでもパソコンでも提供する、というのがKDDIの現在の取り組み」と語った。
KDDIの今後の戦略としては、KDDIが提唱するFMBC(Fixed Mobile and Broadcast Convergence)について、「KDDIは固定通信もケータイもあるが、それにさらに放送を組み合わせてさまざまなサービスを提供していきたい」と語る。具体的な取り組みとしては、ワンセグやデジタルラジオに積極的に対応してきたことやMediaFLOを挙げ、「ケータイを中心に、情報を利用できる時間・場所を増やす、というのがKDDIの目指すところ」と語り、講演を締めくくった。