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「ウェルネス携帯電話試作機」は、各種センサーを搭載することで健康管理データの測定が行なえるというコンセプトの携帯電話。高機能歩数計、脈拍計、体脂肪計、口臭測定機、加速度センサーを備えており、それぞれのデータを取得したり管理したりできる。 歩数計は、「ワークアウトミュージックプレーヤー」として、目標距離を設定したウォーキングに利用でき、音楽を聴きながらウォーキングも楽しめるというもの。加速度センサーで端末の傾きを検知して、横状態で歩数計データの表示、縦状態で音楽再生ファイルの選択といった表示も可能になっている。 体脂肪計は、端末を横にした状態でディスプレイ左右にあるセンサーに手のひらに当てて測定する。あらかじめ身長や体重、年齢、性別を入力しておくことで、測定結果では現在の状態が示される。 口臭測定機はマイク付近に設けられたセンサーで測定を行なう。脈拍計は、赤外線センサー部分に指を重ねて測定する。赤外線が赤血球で反射する特性を利用して測定するという。
端末はドコモと三菱電機との共同開発よるもの。本体はD903iがベースで、試作段階のモジュールを搭載したことで液晶ディスプレイ側の厚みが増している。各種のセンサーに加えて静電容量方式のタッチパネルも搭載し、メニューが直感的に操作できるようになっている。また、方向キーが配置されていた部分は数種類の表示に対応したタッチセンサーエリアになっている。 試作機が展示されたブースの担当者によれば、試作機のウェルネスというテーマは、同社としても比較的最近のテーマという。実用化のメドは立っていないとのことだったが、健康管理が携帯電話で手軽に、継続的に行なえるようにすることで、家族で情報を共有し達成度を競ったりといった携帯電話ならではの利用も想定されているという。
■ ＵＲＬ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ CEATEC JAPAN 2007 http://www.ceatec.com/ （太田 亮三） 2007/10/02 13:40 | ||||||||||||||||
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