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【東京ゲームショウ2007】
未発表ケータイ対応のゲームも出展するドコモブース

 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、コンピュータゲームの展示会「東京ゲームショウ2007」を開催している。会場は幕張メッセで、会期は9月20日~23日(20日~21日はプレスデイ)。

 東京ゲームショウの特別協賛企業でもあるNTTドコモは、今年も大きなブースを構え、iモード向けのゲームを展示している。展示は、ブース内に主要なコンテンツプロバイダーが小ブースを構え、それぞれの小ブースで各メーカのゲームを試せるという、昨年と同じ形式。配信中のゲームの展示もあったが、多くは未配信のゲームだった。

 また、バンダイネットワークスの「機動戦士ガンダム U.C.0079」とバンダイナムコゲームスの「リッジレーサーズモバイル」については、「NEXT MEGA GAMES」として展示されていた。これは未発表の次世代機種向けのゲームで、機種自体は画面とキー以外が隠された状態での展示となっていた。機種についての情報は公開されていないが、ドコモによると、これは今冬登場予定の機種だという。


「機動戦士ガンダム U.C.0079」。本体を横にしてプレイするデザイン
 バンダイネットワークスの「機動戦士ガンダム U.C.0079」は、次世代のiモード端末向けに開発中の、ガンダムを題材にしたバトルアクションゲームだ。ほかのゲーム機からの移植ではなく、ケータイ向けのオリジナルゲームだという。次世代機種のゲームというだけあって、3D画像の描写能力がケータイとは思えないくらいに高い。画面内に自機のガンダムとザク2体が登場しても描写遅れが見られず、性能的にはプレイステーション(初代)に近い印象を受けた。


デモ画面でのガンダム。モデリングも細かい 2体のザク(含むシャアザク)との戦闘。複数の敵が出てきてもなめらかに表示する

 このほかにもバンダイネットワークスの小ブースでは、ガンダムやドラゴンボールなど、同グループのコンテンツを生かしたゲームが展示されている。


ドラゴンボールを題材にした格闘ゲーム「ドラゴンボール アルティメットブラスト」。今秋配信開始予定 ガンダムになりきってストーリーを楽しむ直感ゲーム「なりきりアクション キミがガンダムだっ!」。現在配信中 脱力アクションとファン泣かせの名シーンの組み合わせはファン必見

リッジレーサーモバイル。画面を横にしてプレイする
 バンダイナムコゲームスは、「NEXT MEGA GAMES」として「リッジレーサーモバイル」を展示している。リッジレーサーというとプレイステーションなどで人気のレースゲームだが、こちらもさすが次世代機種だけあって、プレイステーション並のスピード感あふれるゲーム画面となっていた。


 このほかにも同ブースでは、未配信・開発中を含む多数の新作ゲームを展示している。中でも「うらないの島」は、同社としては初めてとなる、既存のゲームタイトルの移植ではない、ケータイオリジナルのゲームとなっている。内容は「スローライフコミュニケーションゲーム」と銘打つもので、島で釣りをしたり植物を栽培したりして、仮想生活を楽しむというもの。ネットワークを介して、ランダムにほかのプレーヤーの島を訪問して、プレーヤー間交流の要素も取り入れられている。

 「うらないの島」の対応機種は、いまのところP903i以降のパナソニック端末となっている。他機種への対応は未定。年末にオープンβテストが行なわれる予定だという。


「うらないの島」は3Dで描かれる ほかのプレーヤーは同じ島で会うとNPC的に描かれる 「占い」がテーマで、占いの結果が通貨であり体力である「楽気」に反映される

 このほかにもNTTドコモのブースには多数のコンテンツプロバイダーがゲームを展示している。それらの中から、未配信のものを中心にピックアップし画像で紹介する。


バンダイナムコゲームスのメガアプリのアクションゲーム「風のクロノア」。来春以降に配信予定 コナミデジタルエンタテインメントの「SILENT HILL The Escape(仮)」。今冬配信予定。直感ゲームとなっていて、ケータイの傾きで銃の狙いをつける。照準は画面中央にあり、本体を傾けると視点ごと照準が動く コナミデジタルエンタテインメントの「天元突破グレンラガン ~私は明日へ向かいす~(仮)」。近日配信予定。同名アニメのケータイゲーム版で、アドベンチャーパートとアクションパートがある

コナミデジタルエンタテインメントの「エアフォースデルタ」。近日配信予定。直感ゲームになっていて、ケータイを傾けて操作する。クセのある操作感だが、スティック操作に感覚が近い スクウェア・エニックスの「いただきストリートMOBILE どんどん開店! 増築中!」。10月配信開始予定。人気ボードゲームのケータイ版。このほかにもちょっと懐かしいプレイステーション向け格闘ゲームのケータイ版「TOBAL M」も展示している チュンソフトの「風来のシレン MEGA LIVE」。配信中の「風来のシレン LIVE」のメガアプリ版。キャラクターのサイズが大きくなっている

チュンソフトの「探偵★パンチ!!」。今秋配信予定。探偵を主人公としたアドベンチャーゲームで、同社初のケータイオリジナルタイトルとなる ジー・モードの「レジェンド・オブ・アクシズ 亡国の竜機兵」。同社の公式サイト「R.P.G-mode」で配信予定の3DタクティカルRPG。メガアプリで903以降に対応する ハドソンの「Super高橋名人の冒険島」。今冬配信予定。ゲーム内の高橋名人は、3Dで描かれている。直感ゲーム対応のミニゲームも収録している。ほかにも同社は新作タイトルを多数展示

コーエーは「Mobile真・三國無双」(今冬配信予定)などを展示していたが、残念ながら撮影はできなかった。「Mobile真・三國無双」はケータイながら、多数の敵雑兵が画面内に登場していた セガの「北京オリンピックモバイルゲームズ」。短距離走の直感ゲームモードでは、卓上に本体を置き、カメラの前で腕を振ることで走る。10月配信予定。このほか「シャイニング・ウィンドX」も展示中。こちらは今冬配信予定 タイトーの「ひぐらしのなく頃に れなぱん」。ゲーム「ひぐらしのなく頃に」の登場人物レナが殴りかかってくるので、それを受け止めるというもの。カメラ型の直感ゲームで、ケータイを卓上に置き、プレーヤーは体を動かすようにして操作する

タイトーは「イース・オリジン」(今秋配信予定)や「英雄伝説 空の軌跡FC」(今冬配信予定)などの移植作品とともに「電車でGO!山手線ワイド版」(今秋配信予定)を展示。ゲーム内容は従来の「電車でGO!」と同じだが、画面を横に使うようにデザインされている ドコモブースの裏手は、メーカーごとの展示ではなく、直感ゲームの体験コーナーとなっている


URL
  東京ゲームショウ2007
  http://tgs.cesa.or.jp/
  NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/

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(白根 雅彦)
2007/09/20 21:56

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