| ||||||||||||||||||||||||||||||
端末コーナーでは、同社がドコモに提供している端末を中心に、新モデルのタッチ＆トライコーナーが展開された。端末を試用してアンケートに回答すると、いわゆる「ガチャガチャ」にチャレンジできる。「ガチャガチャ」には、メモリカードなど携帯電話関連のグッズが入っており、来場者は積極的に参加している様子だった。 ここ最近のNECは、佐藤可士和氏やステファノ・ジョバンノーニ氏とのコラボレーションによるデザイン性を重視した携帯電話や、「N704iμ」の薄型端末など、意欲的な端末を市場に投入している。今回のブースでは、NGNを見越して、携帯電話に新たなコンセプトを生み出す端末など、コンセプトモデルが多数紹介されていた。
「Mobile Broadcast」は、HDカメラ機能を搭載したプロ仕様の携帯電話。この端末を利用することで、撮影から編集、配信までを可能にするというもの。ヒンジ部に特徴があり、ビデオカメラスタイルでの撮影、横画面での映像編集、通常の折りたたみ型携帯とスタイルが大きく変化する。端末には三脚も取り付けられる。コンセプトモデルではあるが、ヒンジ部などは稼動するように設計されていた。 「カスタマイズケータイ」は、ヒンジ部に操作キーやカメラ機能を搭載することによって折りたたみ時はキューブ型のコンパクトな端末に、端末を開くとフルフラットになり、ストレート端末のようなスタイルを実現するポップな印象の端末。ヒンジ部にストラップホールがあり、このストラップホールに指をひっかけられるワンセグのアンテナを装着するなど、さまざまなアレンジが楽しめる。 「Mobile Kid's Lab」は、携帯電話というよりも、子供向けの情報端末といったコンセプトのモデル。撮影時間や撮影フレーム数などを自由に設定可能な脱着型カメラを搭載し、植物の観察や水中写真、空中写真など、子供の自由な発想でいかようにも楽しめる情報端末となる。写真は専用ブログにアップロードし、書き込みなどはNECの音声認識技術で音声入力する。安全性とは異なるアプローチの子供が楽しめる端末だという。 なお、これらの端末は、NECが昨年設立したクリエイティブスタジオから生まれたアイデア。NECのモバイルターミナル事業本部 モバイルターミナル事業部 クリエイティブスタジオ クリエイティブマネージャーの磯野氏は、商品化するためにはさまざまな障壁が必要となるが、「カスタマイズケータイ」などは実現性のあるデザインではないかと語っていた。同氏は、これらの取り組みについて、従来の「N」らしくないと言われるのが「ホメ言葉」と話していた。
■ ＵＲＬ NEC http://www.nec.co.jp/ WIRELESS JAPAN 2007 http://www.ric.co.jp/expo/wj2007/ ■ 関連記事 ・ 国内最大級の無線通信イベント開幕 （津田 啓夢） 2007/07/18 21:20 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
