| ||||||||||||||||||||||||||||||||
国内向けに9月にも投入される「HTC X7501」「HTC P3600」は、携帯電話事業者が提供するいわゆるキャリアブランドの製品ではなく、メーカーブランドで投入される。キャリアブランドの端末は、SIMカードを採用する端末でも特定の携帯電話事業者用にロックがかかっており、ドコモのSIMカードならドコモ端末で利用するといったように、端末とSIMカードがひも付けされている。今回発表された2モデルは、いずれもSIMロックフリーの端末となり、国内外の通信事業者のSIMカードで利用できる。 「HTC X7501」は、システム帳型のユニークなデザインを採用したスマートフォン。システム手帳を開くようにすると、左側にディスプレイ、右側にフルキーボードが配置されており、ディスプレイとキーボード側をマグネットでカチッと固定すると、ノートパソコンのようなスタイルで利用できる。今年2月の海外イベントで発表された「HTC Advantage（X7500）」シリーズの後継モデルとなる。 OSはWindows Mobile 6.0 Professional 日本語版を採用。ブースで展示されていたモデルは、海外で販売されている「HTC Advantage（X7501）」に日本語版のOSをインストールしたものだった。日本版「HTC X7501」では、キーボードに「X01HT」などと同様、日本語仕様の変更が追加される。W-CDMA（HSDPA）およびGSM方式に対応し、無線LANやBluetoothなどをサポートする。5インチのタッチパネル式VGA液晶、8GBのHDDを搭載する。 18日に発表されたニュースリリースでは端末の詳細な仕様については明らかにされていないが、ブースの説明員によれば、海外モデルから大きな仕様の変更はないとのこと。現時点で確定したわけではないが、3メガピクセルカメラ、GPS機能、miniSDカードスロットなど、キーポイントの機能についてはフル装備となるようだ。 一方の「HTC P3600」は、PDAタイプのスマートフォンで、Windows Mobile 5.0 日本語版を搭載する。キーボードは搭載されず、方向キーやタッチパネルを使って操作する。3GおよびGSM方式をサポートし、無線LANやBluetoothにも対応している。こちらもGPS機能を搭載し、ナビゲーション端末として利用できるほか、カメラ機能やminiSDカードスロットも用意される。海外では「HTC Trinity」の名称で販売されているモデルで、日本版もほぼ同様の仕様になる見込み。 会場では、「hTC Z」「X01HT」「X02HT」といった発表済みおよび発売中の端末を使った体験コーナーや、これらの端末を使ったパートナー企業のソリューションなども展示されており、ブース内で実施されていたプレゼンテーションでは、ビジネスでの利用方法や導入事例も紹介されていた。 このほか、ケース内の展示ではあったが、「HTC Shift」「HTC TOUCH」といった海外モデルも展示された。会場は、スーツ姿のビジネスパーソンが多数を占めているためか、スマートフォンへの関心の高さがうかがえた。
■ ＵＲＬ HTC Nippon http://www.japan.htc.com/ ■ 関連記事 ・ HTC、システム手帳型スマートフォンなどを9月発売 （津田 啓夢） 2007/07/18 17:59 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
