| ||||||||||||||||
|
22日の基調講演では、米クアルコムExecutive Vice Presidentで、Internet Service部門（QIS）およびMediaFLO TechnologiesのPresidentを務めるPeggy Johnson氏が壇上に立ち、BREWを活用した各種サービスを紹介した。 ■ 広がるuiOneの世界
Johnson氏は「ワンクリックで各種コンテンツにアクセスできる。Celltop用コンテンツは、誰でも制作できる」と述べたほか、uiOneのうち、“Glance Mobile Modules”と呼ぶ仕組みを紹介した。これは、ニュースリーダーやカレンダー、画像ビューワー、アプリケーションランチャーなど各種機能をモジュール化したもので、今回の講演では、映画「スパイダーマン3」の素材で構築した各種モジュールと、ユーザーインターフェイスを紹介した。 また、同じくuiOneをベースにして開発された、米通信事業者のUS Cellularが提供する携帯向けショッピングサービス「easyedge」などの説明も行なわれた。また21日に発表された、特定ブランド向け配信プラットフォーム「BREW BrandXtend」についてJohnson氏は、前日のパーティに出演したアーティスト「Goo Goo Dolls」を例に挙げ、「たとえばBrandXtendを用いてポータルビジネスが展開できる。ファンにとっては、携帯電話のメニュー画面などをカスタマイズするだけでなく、コンサート情報の入手などが可能になるほか、通販サイトにもアクセスできる」と語り、一貫したコンテンツ提供を実現するとした。BrandXtendを活用する事例としては、メジャーリーグ関連のコンテンツを手掛ける「MLB.com」についても紹介された。MLB.comはメジャーリーグの公式Webサイトだが、運営側では今後、BrandXtendによって野球ファンが携帯電話からメジャーリーグ関連のコンテンツ購入・閲覧ができるような環境を整えていくという。MLB.com関連の説明が行なわれた際にはサンディエゴ・パドレスのホセ・クルーズJr.外野手が登場し、聴衆に向けて、サービスの利便性を訴えていた。
■ EZweb向けMMORPGを紹介
同作品は、2006年9月から提供されている、EZアプリ（BREW）初のMMORPG。同氏は「元来、MMORPGはパソコン向けゲームだったが、エターナルゾーンは携帯電話でのMMORPGを実現した。コミュニティサイトも形成され、プレイヤーはパソコン向けMMOと同等の感覚でコミュニティに親しめる」と述べ、同作品は携帯ゲーム分野において、今回のBREW CONFERENCEを象徴する言葉「into the new」に当てはまる存在と指摘した。 BREWのゲームアプリに関しては、ゲームを通じたソーシャルネットワークのようなコミュニティを構築できる仕組みが“次のソリューション”になるという説明も行なわれた。 ■ ＵＲＬ BREW 2007 CONFERENCE http://brew.qualcomm.com/brew/brew_2007/ （関口 聖） 2007/06/25 11:25 | ||||||||||||||||
|
