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【CTIA WIRELESS 2007】
ブッシュにクリントン、元大統領2人が講演に登場
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27日~29日にかけて開催されたCTIA WIRELESS 2007が閉幕した。29日の基調講演には、第41代大統領のジョージ・H・W・ブッシュ氏と、第42代大統領のビル・クリントン氏が登場した。
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ブッシュ元大統領
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クリントン前大統領
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講演は、まずブッシュ氏、続いてクリントン氏という順番で行なわれた。両氏ともに、壇上に立つと聴衆は席から立ち上がって拍手で迎え入れた。また、両氏の講演中は、個々の話題に応じてたびたび会場が笑い声に包まれたのも、日本ではあまり見かけない光景だ。
今年で83歳になるブッシュ氏の講演は、1991年の湾岸戦争など大統領職に就いていた頃の話題と、テレコミュニケーションの活用を絡めるという流れだった。一方のクリントン氏は、バングラディッシュでのグラミン銀行によるマイクロクレジットなどを例に挙げながら、携帯電話などコミュニケーション技術の発達が社会全般に大きな影響を与えるとの考えを示した。
■ 日本企業ブース
今回のCTIA WIRELESS 2007には、日本からもいくつかの企業が出展した。
既に本誌でもお伝えしたように、NTTドコモが日本のサービス内容を紹介するブースを展開していた。ブースそのものの広さは展示会場の中でも手狭な部類に入るが、キャリアのブースという観点からすると、米国キャリアのブースと比較した場合、密度の濃さでは圧倒的に上回っていた。また、京セラの現地法人、Kyocera Wirelessも大々的なブースを展開していたほか、ソニー・エリクソンもブースの広さは手頃なサイズながら、最新機種をラインナップしたつくり。特にKyoceraのブースは、日本での京セラのイメージと大きく異なるつくりで、ブース関係者によれば米国法人で立案し、イタリア人デザイナーに依頼してブランディングに取り組んだという。
厳密に言えば、京セラとソニー・エリクソンは、日本側ではなく、海外スタッフによるものと言え、携帯電話という世界に限ればNTTドコモだけが気を吐いていた格好だ。パナソニックのブースでは「TOUGHBOOK」が、NECブースは通信インフラ用機器が紹介されていた。日立のブースではau向けデータ通信端末やRev.Aの基地局用機器が設置されていた。
また、会場内外に掲示された広告の状況を見ると、従来の海外イベントと同様にサムスンとLGが積極的に取り組んでいることが分かる。サムスンは、来場者の入場パス用ストラップに自社ロゴをプリントし、LGは来場者に配られたカバンをスポンサードしていた。この分野でも、Kyocera Wirelessは、会場近辺のホテルを周回するシャトルバスのラッピング広告や、会場内の柱に広告を展開し、「Tomorrow is rising」というキャッチコピーでアピールしていた。このほか、日本企業ではパナソニックが展示会場の入口上部にTOUGHBOOKをアピールする広告を展開していた。
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展示会場前の通路に掲げられていたサムスンの広告
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LGの広告
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シャトルバスのラッピング広告を展開するKyocera Wireless
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屋内外の柱にも
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NECブース
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パナソニックブース
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■ ファッションと携帯
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ノキアの「N95」を手にする女性モデル
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日本でも、新機種発表時にファッションショーと連携させたもの、あるいは発表会そのものでショーを行なうケースがある。今回、CTIA WIRELESS 2007の会場の一角では、「Fashion in Motion」と題し、ファッションショー形式のイベントが行なわれた。
このコーナーは、携帯電話やその関連機器、ノートパソコンを持ったモデルがさまざまな服に身を包み、ファッション性をアピールするもの。各製品とモデルが着用する服装に明確な関連性は認められないものの、これらの機器が人々の生活にいかに密着した存在となったか、端的に示した例とも言えるだろう。
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デルのノートパソコンを水着姿でアピール。関連性が不明な例の1つだ
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どう見てもただのカバンだが、ショーのスポンサー企業の製品らしい
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■ URL
CTIA WIRELESS 2007(英文)
http://www.ctiawireless.com/
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(関口 聖)
2007/03/30 15:34
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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