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【CTIA WIRELESS 2007】
ドコモUSA吉川社長、米国に同社戦略を紹介
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NTTドコモUSA
吉川社長
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28日、CTIA WIRELESS 2007の会場内で、日本貿易振興機構(JETRO)によるセミナー「goin' mobile japan!」が開催された。日本で事業展開する海外企業などがそれぞれの活動を説明したほか、NTTドコモUSA社長の吉川 雅喜氏から、日本でのドコモの戦略内容が紹介された。会場が手狭だったこともあり、吉川社長の講演時には扉が閉められないほどの混雑ぶりだった。
吉川氏は、日本でのマーケットシェアを紹介しながら、「ドコモの市場シェアは55%で、契約数は約5,520万となっている。日本では半数以上が3Gに移行しており、アメリカと異なる点になる」と指摘した。また同氏からは世界で初めて3Gを導入し、現在ではHSDPAも導入していることが紹介されたほか、2Gユーザーと3GユーザーのARPUの違いもあらためて示された。このデータは、2006年度第3四半期の数値で、2GユーザーのARPUは、音声4,130円+データ940円で計5,070円となっているが、3GユーザーのARPUは、音声5,030円+データ2,750円で計7,780円という。
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日本市場のシェア
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ARPUの状況
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現状の取り組みとして、吉川氏は、おサイフケータイに触れ、「携帯電話をいわゆる生活インフラにしようと取り組んでいる。日本マクドナルドとも提携しており、それによって、さらに普及するだろう」と述べた。
またクレジットブランドの「iD」による収益構造も紹介された。仮に店頭で10,000円分購入すると、まず店舗から、加盟店を管理するカード会社(アクワイアラ)に2.5%(250円)の手数料が支払われる。このうち80円はアクワイアラの収入となり、160円はカード発行会社(イシュア)に支払われる。残りの10円は、ブランドコミッションなっており、このケースでは「iD」というブランド、つまりドコモに支払われる。また、イシュアからブランドに対しても手数料10円が支払われる。
10,000円の売上が発生すると、手数料は250円で、アクワイアラ80円、ブランド20円、イシュア150円という形で収入を分け合う。なお、iDのイシュアとしてはDCMXや三井住友カードなどが存在する。三井住友カードはアクワイアラとしても活動しているという状況だ。
このほか、ワンセグについては「ワンセグでの伝送速度は300kbpsしかないが、携帯電話の画面では充分と言える。日本ではモバイルテレビがどんどん一般的になってきている」と紹介した。
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生活インフラ化を進めていると説明
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おサイフケータイの概念図
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クレジットビジネスの収益構造
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ワンセグも紹介
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■ URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
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(関口 聖)
2007/03/29 16:39
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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