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新たに発表された端末の1つは、月額15ドルで音楽番組や映像コンテンツが楽しめ、1曲99セントでダウンロードできるSprintの新サービスに対応した「UpStage by Samsung（SPH-m620）」だ。一見するとシンプルなストレート型端末だが、背面にもディスプレイと操作キーが配されており、一方で電話として、もう一方で音楽プレーヤーとして使えるようになっている。音楽プレーヤー面の操作部は、タッチパッドになっており、軽く触れるだけで操作できる。現時点で詳細なスペックは明らかにされていないが、4月上旬にも発売されるという。
クアルコムの携帯向け放送サービスプラットフォーム「MediaFLO」を採用し、3月1日から正式サービスが開始されたVerizon Wirelessの「V CAST Mobile TV」が利用できる機種として、「SCH-u620」も紹介されていた。ディスプレイが2インチと、日本のワンセグケータイと比べると画面サイズは小さく、視聴時間も約3.3時間とあまり変わらない。ただ、携帯向けに開発されたMediaFLOということもあって、チャンネル切り替え時間は約2秒と、ワンセグより短い。このほか、携帯向け放送に対応した機種として、UltraシリーズでDVB-H対応の「SGH-F500」や、S-DMB対応でディスプレイ部が横向きに回転するハンマーヘッド型「SCH-B540」などが展示されていた。
ユニークな端末として、通常の折りたたみ端末と同じ方向での開閉に加えて、ノートパソコンや電子辞書のように横長の状態で開閉できるヒンジ機構を備えた「SCH-u740」は来場者から注目されていた機種の1つ。auの「W44S」のような形で開閉できるが、QWERTY配列のキーボードを備えることや、ヒンジ部の形状といった点が異なる点だ。このほか、折りたたみ型端末「SCH-a930」は、“Ultra Karaoke Machine”と名付けられた端末。既に発売済の機種だが、デュアルステレオスピーカーを搭載し、音楽再生専用キーが用意されていることから、「外部に音を出力して楽しむ」という利用シーンがアピールされていると見られる。 メッセージング端末として紹介されていたのは、Windows Mobile端末の「BLACKJACK」。HSDPA対応で、Bluetooth 2.0も機能をサポート。QWERTY配列のキーボードを装備することも特徴の1つとなっている。1月に発表された時点ではWindows Mobile 5.0搭載だったが、今回、マイクロソフトからWindows Mobile 6.0 Standardの搭載が明らかにされている。
Ultraシリーズを紹介するコーナーでは、薄さ8.9mmというストレート型HSDPA対応端末が「The Slimmest HSDPA Bar Phone」として紹介されていた。同じ薄さでHSDPAに対応するストレート型端末としては、1月の「International CES」で「SGH-A727」という端末が発表されている。今回のモデルと比較すると、キー形状は異なるが、130万画素カメラやBluetoothでのA2DP対応、MSN/Yahoo/AOL対応のインスタントメッセンジャーなど、機能面はほぼ同等と見られる。 同じように、型番が示されていない折りたたみ端末が「The Slimmest HSDPA Clamshell Phone」として展示されている。こちらは200万画素カメラを搭載し、2.3インチディスプレイを装備することなどは明らかにされているが、肝心の薄さは案内されていなかった。
■ ＵＲＬ サムスン電子（英文） http://www.samsung.com/ ■ 関連記事 ・ 米国最大級の通信関連イベント、オーランドで開幕 （関口 聖） 2007/03/28 16:40 | |||||||||||||||||||||||||||||
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