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WIRELESS JAPAN 2000(7/17~7/19)
【WIRELESS JAPAN】KDDI、シティバンク・富士通と決済サービス。将来的にHDR導入の可能性も示唆

DDI代表取締役副社長、小野寺正氏
 ワイヤレス・コンファレンス初日、DDI代表取締役副社長の小野寺正氏が、「『モバイル』と『IP』の融合に向けて」というテーマで講演を行なった。

 講演で小野寺氏は、KDDIではシティバンク、富士通と共同で、携帯からの新決済システムの提供を予定していることを明らかにした。このシステムは、J-フォンでもiモードでも利用可能だが、シティバンクが世界で使えるWAPにまず対応することを望んだため、KDDIからの提供を優先したという。このシステムでは、さまざまな媒体で商品番号を広報し、消費者は携帯電話からその番号を入力するだけで注文が可能となる。

 ユーザーはあらかじめ決められた手順で、いくらまでなら携帯電話での支払いを可能とするか、などの設定を含む個人情報を設定。この個人情報は一括して保護、管理する。実際に購入する際には、商品番号とIDを入力するだけで注文できるという。

 また、DDI-セルラーおよびIDOの携帯電話は「access to u(you)=『au』」ブランドを全国ブランドとし、機種、サービス、ショップも統一し、全国サービスであることを改めてユーザーにアピールしたいと述べた。なお、ツーカーグループについては、帯域が1.5GHzと違うため、auブランドとは別のサービスカテゴリーと位置付け、ブランドの統合は行なわないという。ツーカー端末は、ドコモやJ-フォンのPDC端末の対抗機種として、cdmaOne機とは別ラインナップ/別ブランドとして販売していく方針を明らかにした。

 また、DDIポケットは、1分10円と通信料が安く、32kbps/64kbpsの高速通信が回線交換で行なえる強みを活かし、画像・音楽のダウンロード用途を提案していく。

  IMT-2000については、NTTドコモが一番乗りとなるが、「事実上、他社がIMT-2000導入当初のサービスはcdmaOne実現ずみのもの」として、cdmaOneのさらなる機能拡張を早期に行ない、競争力の維持を図る方針であるとした。また、同社では、周波数帯域2GHz帯のcdma2000サービスは、周波数資源を早期に使い切る都市部からサービスを開始し、800MHzとのデュアルモード機によって、全国サービスを提供する方針を示唆した。2GHz帯にすべて切り替えれば、1兆円単位の投資が必要となる。このため、必要性の高いところから導入するが、2GHzと800MHzのデュアルモード機を用意することにより、サービス導入の早期から全国で利用できるようにするという。このほか小野寺氏は、2000年夏から、同社はHDR(High Data Rate)のテストを開始するが、cdma2000の次にHDRへ移行する可能性もあると述べた。



URL
  WIRELESS JAPAN
  http://www.ric.co.jp/expo/
  KDDIのホームページ
  http://www.kddi.com/


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(工藤 ひろえ)
2000/07/17 22:01

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