また、DDI-セルラーおよびIDOの携帯電話は「access to u(you)=『au』」ブランドを全国ブランドとし、機種、サービス、ショップも統一し、全国サービスであることを改めてユーザーにアピールしたいと述べた。なお、ツーカーグループについては、帯域が1.5GHzと違うため、auブランドとは別のサービスカテゴリーと位置付け、ブランドの統合は行なわないという。ツーカー端末は、ドコモやJ-フォンのPDC端末の対抗機種として、cdmaOne機とは別ラインナップ/別ブランドとして販売していく方針を明らかにした。
IMT-2000については、NTTドコモが一番乗りとなるが、「事実上、他社がIMT-2000導入当初のサービスはcdmaOne実現ずみのもの」として、cdmaOneのさらなる機能拡張を早期に行ない、競争力の維持を図る方針であるとした。また、同社では、周波数帯域2GHz帯のcdma2000サービスは、周波数資源を早期に使い切る都市部からサービスを開始し、800MHzとのデュアルモード機によって、全国サービスを提供する方針を示唆した。2GHz帯にすべて切り替えれば、1兆円単位の投資が必要となる。このため、必要性の高いところから導入するが、2GHzと800MHzのデュアルモード機を用意することにより、サービス導入の早期から全国で利用できるようにするという。このほか小野寺氏は、2000年夏から、同社はHDR(High Data Rate)のテストを開始するが、cdma2000の次にHDRへ移行する可能性もあると述べた。