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【Nokia Connection 2006】
4つのカテゴリーにまとめられたノキアの新たな端末戦略
ノキア カスタマー+マーケットオペレーション担当 上級副社長のロバート・アンダーソン氏
19日に開催されたプレス・カンファレンスでは、ノキア カスタマー+マーケットオペレーション担当 上級副社長のロバート・アンダーソン氏、モバイルフォン事業部 上級副社長兼ジェネラルマネージャーのカイ・オイスタモ氏が登壇し、同社の端末戦略や新機種の紹介などを行なった。
最初に登壇したアンダーソン氏は、多くのユーザーがノキアの端末を使う中「世界は複雑化しているが、ユーザーはシンプルなものを欲しがっている。それはシンプルで、いろいろなことができるものだ」とし、高い信頼性やカスタマーサポートと同様に、「いかにシンプルにしていくかが戦略になる」と語った。
大規模なユーザー調査を行なっているとする同氏は、ユーザー層が11のセグメントに分けられるとし、それぞれのセグメントで求められるものは違うとしながら「Live」「Connect」「Achieve」「Explore」の4つのカテゴリーに分類した端末戦略を明らかにした。
ユーザーを11のセグメントに分類
同氏によれば、「Live」は「Nokia 8800」に代表されるような高級モデルが含まれるカテゴリー。自分をインスパイアするカテゴリーだという。「Connect」は、最もボリュームが期待される普及クラスのカテゴリーで、簡単でさまざまなユーザースタイルにあてはまるカテゴリー。「Achieve」はビジネスユーザーをターゲットにしたEシリーズに代表されるカテゴリーで、さまざまなコラボレーションで目標を達成していくという。「Explore」はNシリーズに代表される高機能な端末のカテゴリーで、地上デジタル放送(DVB-H)を受信できるN92など、技術的にも最先端をいく製品群をまとめている。
同氏はまた、これら端末カテゴリーの元となる哲学、開発思想が「Flow」「Wow」「Show」の3つの概念で形成されていると説明。例えばボリュームゾーンを狙う「Connect」カテゴリーでは、使いやすさ(Flow)が10、美しさ(Show)が5といったように表わすことができるという。
4つのカテゴリーで「ユーザー一人ひとりに最適な1台が見つかる」と述べた同氏は、ノキアを「世界の人々から愛されるブランドにしたい」と述べるとともに、明らかにした4つのカテゴリがそのためのノキアの方法であると語った。
新たな戦略として明らかにされた4つのカテゴリー
カテゴリーは3つの哲学からなるとした
モバイルフォン事業部 上級副社長兼ジェネラルマネージャーのカイ・オイスタモ氏
オイスタモ氏からは、「Live」「Connect」の2つのカテゴリの説明と、新端末の内容が明らかにされた。
「Live」は、「車で言うとベンツ」(同氏)という「Nokia 8800」に代表されるような高級モデルが含まれるカテゴリー。スポーツモデルの「Nokia 5500 Sport」なども含まれ、自分の価値や魅力に向き合い、インスパイアするカテゴリーだという。
「Connect」は、簡単で快適に使えて、さまざまなユーザースタイルにあてはまる「シンプルで進歩的」なカテゴリーと述べたオイスタモ氏は、ここで新端末の「Nokia 6151」を紹介した。「Nokia 6151」は、すべてのユーザーに3G端末を、というコンセプトで、簡単に使えてマルチメディア機能も豊富に用意されていることなどがアピールされた。価格は約240ユーロになる見込みとのこと。
「Nokia 6151」は鮮やかなラインナップ
W-CDMA以外のモデルでは、同日発表されたスタイリッシュなGSM端末「Nokia 6080」や、QVGA液晶に2メガピクセルカメラのCDMA端末「Nokia 6275」、「複雑なものは除いた」というCDMA端末「Nokia 2875」が紹介された。
同氏はこのほか、この日発表されたW-CDMA対応の小型基地局「Pico WCDMA Base Station」を紹介し、実際に壇上で手にとって披露。屋内における3Gエリアの拡大にも積極的に取り組んでいくとした。
明らかにされた新端末は、派手な機能や特徴こそないものの、W-CDMA対応の「Nokia 6151」などは3G端末の普及に向けボリュームゾーンにも戦略的な製品を投入してきたという印象だ。
「Nokia 6080」はJavaゲームもサポート。「Sudokuもできる」(オイスタモ氏)
Connectカテゴリーに追加される新端末4機種
屋内の3Gカバー率向上を狙った小型の基地局
片手で持って小ささをアピール
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URL
ノキア(英文)
http://www.nokia.com/
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(太田 亮三)
2006/06/20 13:54
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