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【BREW 2006 Conference】
KDDI重野氏、共通プラットフォームなどを紹介

KDDI重野氏

KDDI重野氏

1xEV-DOで広がるサービス

1xEV-DOで広がるサービス
 6月1日の夕方のセッションには、KDDI au商品企画本部 モバイルサービス部長 重野卓氏が登場した。「KDDI BREW Deployment and Strategy」と題する講演では、auが展開するBREWの現状などが語られた。

 重野氏はまず、同社の携帯電話事業の概略を説明した。KDDIの総加入者が約2,544万人、このうちauの加入者が約2,270万人となっており、2005年10月に2Gのツーカーを統合して、3Gへの巻き取りを開始したことなどが語られた。また、着うたやGPS機能、BREWの対応状況といったauの標準的な機能もアピール。来場者の中からは、加入者数に占めるGPS機能の対応端末数が1,903万台と聞いて感心する声も聞かれた。

 日本の携帯電話の市場シェアについては、NTTドコモが55.7%で1位、KDDIが27.7%で2位につけている現状を示し、「我々はチャレンジャーだ」と述べた。しかし、モバイルインターネットの加入者シェアでは、最も多くのユーザーがいるとアピール。加入者に占める3Gユーザー数(CDMA 1XとCDMA 1X WIN)は、ドコモでは46%、ボーダフォンでは20%となっており、auでは96%と大勢を占めているとした。また、ドコモやボーダフォンのW-CDMA方式と比較して、CDMA 1X WINの通信方式であるCDMA2000 1xEV-DOは、データ通信の面で有利とした同氏は、auの展開するパケット定額サービス「ダブル定額」なども説明した。

 BREWを使ったアプリケーションとして、「EZナビウォーク」や「Hello Messenger」などにも触れた重野氏は、さまざまなBREWアプリが提供できる理由として、「KDDI Common Platform」を挙げた。ちなみに、「KDDI Common Platform」は、従来、ネイティブ環境で動作していたメールソフトなどのアプリケーションを、BREW上で動作させる共通プラットフォーム。開発期間の短縮を目的としたものだ。

 このほか、EZナビウォークの3Dナビや、メダルアプリのデモンストレーションも実施。ナビゲーション機能への反応は顕著なものがあり、海外での関心の高さをうかがわせた。


1xEV-DOで広がるサービス BREWを採用する理由
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共通プラットフォームの構成 KCPでさまざまなBREWアプリを展開
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1億ダウンロードを突破したBREWアプリ
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URL
  BREW 2006 Conference(英文)
  http://brew.qualcomm.com/brew/brew_2006/
  KDDI
  http://www.kddi.com/

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(津田 啓夢)
2006/06/02 22:12

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