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【3GSM World Congress 2006】
マイクロソフト、「Office Communicator Mobile」発表
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マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏
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3GSM開幕から2日目となる14日には、マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏が基調講演に登場。Windows Mobile向けのコミュニケーションクライアント「Microsoft Office Communicator Mobile」のデモを行なった。Office Communicator Mobileは、Live Communication Serverユーザーを対象に、60日以内にダウンロード配信が開始される予定。
バルマー氏は冒頭、「私はこのイベントに関しては“初心者”だが、モバイル業界、つまり事業者や端末メーカーを、私は本当に愛している!」と会場を沸かせ、デモをスタートした。
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モバイル側で現在の状態を設定する
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モバイル側の設定がパソコン側にも反映される
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Office Comunicator Mobileは、Windows Mobile上で動作するクライアントソフトで、インスタントメッセージ機能やVoIPを使った音声通話機能が利用できる。「Microsoft Office Live Communications Server 2005」上で動作し、今年後半に発売予定のパソコン向けOS「Windows Vista」と、Windows Mobileを搭載した携帯電話との間で、どの端末からもリアルタイムにメッセンジャーやメールにアクセスできるサービスを提供する。会場では、VoIPによる音声通話や、インスタントメッセンジャーの状態を示すプレゼンスが、携帯電話とパソコンで同期されるデモなどが行なわれ、同氏は「Windowsの技術がデバイス間をシームレスにし、コミュニケーションがより円滑になる」とアピールした。
さらに、バルマー氏は「よくビジネスパーソンと、コンシューマーとでセグメントを分けるという話を聞くが、振り返って考えてみると、本当に人間はビジネスパーソンとコンシューマーに完全に分れているだろうか? 誰でも、あるときはビジネスパーソンであり、あるときはコンシューマーではないだろうか? ビジネスパーソンであるときはビジネスのメールを読むことが重要で、コンシューマーであるときはプライベートのメールを読むことが重要なのだ。それはデバイスで分けるべきではなく、同じパソコン、同じ携帯電話から異なったサービスにアクセスすればいいだけなのだ。前者ならばExchange、後者ならWindows Live Mailだ。モバイル機器から、パソコン、サーバー、ウェブサービスまですべてを抑えているのが我々の強み」と語り、全方位にわたるWindowsファミリーのラインナップに自信を見せた。
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「サーバーからモバイルまで、一括して提供できるのはマイクロソフトだけ」とアピール
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パソコンと同じように、ライセンスによるビジネスモデルを推し進める
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このほか、イギリスのVirgin Mobileが開始した、Windows Mediaによるストリーミング動画配信サービスを紹介。Virginグループのリチャード・ブランソン氏もビデオレターで出演するなど、盛り上がった雰囲気で基調講演を終えた。
なお、マイクロソフトは会期中、直接携帯電話にメールが届く「プッシュ配信型Eメール」のソリューションについて、T-MobileやVodafoneなど大手の事業者との協業を発表している。
■ URL
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
3GSM World Congress 2006(英文)
http://www.3gsmworldcongress.com/
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・ スペイン・バルセロナで開催
(伊藤 大地)
2006/02/15 19:09
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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