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【3GSM World Congress 2006】
クアルコム、7.2MbpsのHSDPAをデモ

HSDPAの試験機
 クアルコムブースの目玉は、7.2MbpsのHSDPAの試作機のデモだ。

 実測スループットで6Mbps以上を常時叩き出していた。現在販売されている映画のDVDのビットレートが概ね5~8Mbpsなので、数値のポテンシャルだけでいえば、DVD並のストリーミング再生が可能となる速度だ。

 7.2MbpsのHSDPAに対応する新チップセット「MSM6280」は、現行モデルの90nmよりさらに集積率の高い65nmスケールで製造され、今年第2四半期にサンプル出荷を予定している。現在のところ、HSDPAを導入する事業者は3.6Mbpsまたは1.8Mbpsでのサービスインを予定しており、7.2Mbpsでのサービスはまだスケジュールが定かではないため、具体的に7.2Mbpsに対応した端末がいつ出荷されるかは未定だ。なお、同社プロダクト マネージメント ディレクターのアレックス・カトウジアン氏によれば、「HSDPAのフルスペックである14.4Mbpsにも大きなアーキテクチャーを変更せず、ソフトウェアの変更で対応できるだろう」とのこと。

 また、プレス向けに行なわれたラウンドテーブルでは、日本法人のクアルコム ジャパン 代表取締役社長、山田純氏が今後のロードマップについて解説し、「今後はBluetoothや無線LANはもちろん、UWBやMediaCast、MediaFLOなど近距離、遠距離を問わずさまざまな無線通信、放送規格がチップに載ることになる」と見通しを示した上で、「必要なものはチップに載せていったうえで、さらにさまざまな追加モジュールを横付けできるようなスケーラビリティのある設計にしていく。(端末メーカーや事業者の選択肢を増やし、)幅広いニーズに対応することが重要だ」と語った。なお、昨年末、KDDIとMediaFLOの企画会社を設立したことについて「準備は順調に進んでいる。アメリカのベライゾンも積極的にMediaFLOに関わっており、今後が楽しみ」とコメントした。


実測で6Mbpsをオーバー MediaFLOのデモも行なわれた

MSMシリーズのロードマップ。パソコン向けのCPU同様、今年は、90nmプロセスから65nmへと転換する エントリーからハイエンドまでのセグメント分けされているが、同じソフトウェアやAPIを利用できる

クアルコム ジャパン 代表取締役社長、山田純氏と米国本社のプロダクト マネージメント ディレクターのアレックス・カトウジアン氏


URL
  クアルコム(英文)
  http://www.qualcomm.com/
  3GSM World Congress 2006(英文)
  http://www.3gsmworldcongress.com/

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(伊藤 大地)
2006/02/14 16:53

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