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WXシリーズやW-SIM（TT/DD）が揃い、いずれも人気を博す中、一番注目を浴びていたのは12月に登場する予定の「W-ZERO3」だ。10月下旬に開催されたイベント「WPC EXPO 2005」では、来場者に対して操作できる時間を制限していたが、今回も1人あたり3分という制限時間を設け、できるだけ多くの来場者が触れられるようになっていた。
可動式のアンテナを装備、と発表時に明らかにされていたデータ端末だが、ブース担当者によれば「（人がいる）居住空間側に張り出すような形で、アンテナをスライドして出す形になる。指向性を持たせており、より広い空間の電波をキャッチするようにしている」と説明。具体的な数値は明らかにされなかったが、従来型のPCカード型端末と比べ、繋がりにくい環境を改善できるように、その性能は向上しているという。
今回展示されていた端末は、W-SIMには対応していない端末だったが、同社では、来春を目処にW-SIM対応製品をリリースする考え。 一般ユーザーとは縁がない分野だが、スーパーなどの流通サイドではなく、主に飲料品などのメーカーに対してレンタルされるという同製品は、1,000個単位で展開するケースにおいて、「従来、映像の内容を入れ換えるには、多大な手間がかかっていた。しかしW-SIM対応でネットワーク経由で映像を入れ換えられることになれば、手軽に更新することができる」（担当者）と、W-SIM対応ならではのメリットをアピールしていた。 このほか会場内には、ナノセルや平面型の指向性アンテナ、高度化PHS対応のアンテナなども展示されていた。
■ ＵＲＬ WILLCOM FORUM 2005 東京 http://www.willcom-inc.com/ja/biz/seminar/forum/tokyo/ ■ 関連記事 ・ ウィルコム、Hondaのカーナビ向け通信定額コース （関口 聖） 2005/11/22 21:23 | |||||||||||||||||||||||||||
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