東京ビッグサイトで5月23日から26日にかけて「ビジネスシヨウ2000 TOKYO」が開催されている。23日と24日は招待日で、25日より一般公開される。今年の出展社数は628社。中でも携帯電話事業者のブースは大変なにぎわいを見せていた。
■URL
・ビジネスシヨウ2000 TOKYO
http://www.noma.or.jp/bs/
●KDDIは「au」のロゴ入り新端末を展示
今年10月に合併を予定しているDDI、KDD、IDOの3社は、「KDDI」としてブースを構えている。DDIグループのDDIポケット、ツーカーセルラー東京も同ブース内に出展している。
「KDDI」のロゴと並びブース内で目を引くのは、22日に発表されたばかりの新ブランド「au」のロゴ。cdmaOne方式では、日立、東芝、松下、京セラ、カシオの各社から「au」ロゴ入りの端末が展示されている。このうち日立と東芝のものはカラー液晶を搭載している。PDC方式のものとしては、京セラ、ソニー、松下の端末が展示されている。ほとんどがモックアップだが、日立のものについてはデモが動く端末が展示されている。このほか、PacketOneによる64kbpsデータ通信対応のアンテナ内蔵PCカード(SII製)のモックアップも展示されている。
【cdmaOne端末】
京セラ製 |
カシオ製 |
【PDC端末】
京セラ製 |
ソニー製 |
松下製 |
PacketOne対応アンテナ内蔵PCカード |
DDIポケットは、三洋製のH"端末をベースにした音楽配信システム「ケータイ de ミュージック」対応のデモ端末を参考出品している。まだダウンロード機能は搭載されていないが、セキュアMMCに収録された音楽データを実際に試聴することができる。このほか、22日に発表されたばかりのメールの自動受信に対応したH"の新端末「KX-PH35S/935S」の実機も展示されている。
また、DDIポケットのコーナーの端には、カプコンの店頭端末「着メロコレクション」が展示されている。担当者によると、現在はH"には未対応だが、6月末~7月上旬にも対応する予定とのこと。展示されている店頭端末はH"にも対応しており、無料(通常は200円)で試すことができる。通常はケーブル接続でデータが転送されるが、H"の場合、インターネットメールで転送する仕組みになっている。同じ店頭端末は京セラのブースにも展示されている。
なお、京セラのブースでは、バックライトが虹色に光る「レインボーライト」機能搭載のH"端末「PS-T25」が展示されている。こちらは7月発売予定とのこと。
音楽配信のデモ端末 |
KX-PH35S |
着メロコレクション |
レインボーライト搭載PHS |
ツーカーセルラー東京では、18日に発表されたEZget!対応端末「TT02」(東芝製)と「TP01」(松下製)に加え、カラー液晶搭載の「TS02」(三洋製)も展示している。さらに、CMを聞くとその後一定時間の通話が無料になる「CMコール」の体験コーナーも用意されている。
TT02 |
TP01 |
TS02 |
「CMコール」体験コーナー |
(湯野 康隆)
2000/05/23 20:54
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