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【 2009/06/26 】
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【WPC EXPO 2005】
NTT村上氏、固定網IP化と次世代ネットワークの課題を明らかに
NTTの村上 龍郎氏
ネットワークオペレータの課題
IP化にともなって標準化の重要性も指摘
「WPC EXPO 2005」で行なわれた講演では、NTTサービスインテグレーション基盤研究所 サービスネットワークイノベーションSEプロジェクト プロダクトマネージャーの村上 龍郎氏から、「NTTからみたFMCと固定・移動融合の最新技術」と題した講演が行なわれた。
村上氏は冒頭、固定電話、携帯電話、インターネットなどの通信サービスにおける加入者数の推移をデータで示し、近年の携帯電話ユーザー、インターネットユーザーの伸びを指摘。固定電話の収入が減少する中「電話では稼げなくなっている。ブロードバンドの市場が減った分を補えると期待している」と述べて、新たな収入源の確保と拡大の必要性を示した。
同氏は「世界のネットワークオペレータの課題」として、固定電話網のIP化やブロードバンドサービスの推進、FMCやトリプルプレイサービスの実現を挙げた。これらを包括したものを「次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)」とし、「トリプルプレイなどは、バンドルサービスとしてやらなければいけない」とサービス面での連携も重要であるとした。
NGNにおける標準化のトレンドとして、電話マイグレーションと呼ばれるPSTN/ISDN evolution、SIP、IMSなどを紹介。標準化団体の構図や各団体の特徴や進捗状況を解説しながら、「FMCの象徴」としてIMSを挙げた。
同氏は移動体通信の標準化団体である3GPPが進めるIMSを、「パケット網と音声回線がオールIP化するというのがIMS」と説明し、ローミングなど携帯電話特有のサービスにおけるIMSの技術を解説したほか、IMSにおける詳細なユーザー情報を管理するHSSサーバーといった技術を紹介。また、固定電話のIP化に関連したPSTN/ISDN evolutionでも、エミュレーション、シミュレーションに分類して「既存電話サービス保持型」「FMC・サービス融合型」の異なる実現方式を紹介した。
NTTグループの連携では、NTT東西間のIP相互接続、ドコモとのローミング、グループ会社間でのサービス共用といった項目を挙げた。またFMCの狙いとして、移動の勢いを固定へとか、移動網で固定もカバーするといったものではなく、新サービスと新たなマーケットの開拓が重要であるとした。
同氏は最後に、NGNには「サービスプロバイダーとベンダー」「テレコムとインターネット」といった課題があるとし、これらが「対立するのではなく、連携していくことが重要」として講演を終えた。
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URL
WPC EXPO 2005
http://expo.nikkeibp.co.jp/wpc/
NTT
http://www.ntt.co.jp/
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