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【CEATEC JAPAN 2005】
富士通、おサイフケータイ活用の手のひら静脈認証

 富士通ブースでは、銀行のATMなどで活用されつつある、手のひら静脈認証で、おサイフケータイも利用するというシステムが紹介されていた。

 手のひら静脈認証は、その名の通り、手のひらを読み取り部にかざし、静脈を観察することで個人認証を行なう。富士通が披露したシステムでは、手のひら静脈の情報をおサイフケータイに登録しておき、ATMを利用する際におサイフケータイとともに手のひらをかざして認証する。

 携帯電話が常に身の回りにあるという面を個人認証に活かすもので、同社では、預金の不正引出などをより効果的に防げるとアピールしている。


まず窓口(会場ではノートパソコンでデモ)で、おサイフケータイに手のひら静脈の情報を登録 認証時に、おサイフケータイと手のひらをかざす

 携帯電話関連の展示としては、印刷画像に透かしを埋め込み、さまざまなコンテンツを携帯電話から閲覧できるようにする「印刷型ステガノグラフィ」も紹介されていた。

 「印刷型ステガノグラフィ」は、雑誌などの写真の中に、黄色で一定のパターンを描いておくことで、そのパターンをアプリで認識し、特定のコンテンツにアクセスできるようにする。QRコードに似た使い方だが、黄色は膨張色で、人の目には認識しづらい色のため、風景写真や顔写真に埋め込んでも、デザイン性を損なうことがないという。

 内包できるデータ量は12桁の数字のみと、QRコードと比べれば少量。それでも約1兆分のデータ発行が可能となっており、物流や「新聞はまだ不得手」(担当者)とのことだが、コンテンツ配信分野で雑誌と携帯電話の連動が実現しやすくなるとしている。

 同社では、CEATEC JAPAN 2005の開催中のみ、「ステガノグラフィ」を読み取れる携帯向けアプリを無償配布している。


ステガノグラフィを読み取っているところ 読み取った情報を元に、動画をダウンロード


URL
  富士通
  http://jp.fujitsu.com/
  CEATEC JAPAN 2005
  http://www.ceatec.com/


(関口 聖)
2005/10/04 19:53

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