| |||||||||||||||||||||||||||||||||||
「703SHf」は、11月上旬以降に発売予定のおサイフケータイ。今回出展されたものは、開発段階のため、FeliCaチップを活用するアプリはプリセットされていなかったが、実際に操作できる状態での展示となっている。 FeliCaチップは背面液晶辺りに内蔵され、その周囲にFeliCa用アンテナがある。先代モデルとなる「703SH」と比べると、キー側ボディは同じ筐体だが、液晶ディスプレイ側ボディは、FeliCaチップ内蔵ということもあって、やや厚みがある。 また表面には、「水圧転写塗装」という技術で塗装が施されている。同技術は、水の上に模様を付けたシールのようなものを浮かべ、そこにボディ素材を潜らせてぴったりと塗装する仕組み。量産する場合は、模様の位置がずれるといったケースが発生し得るため、通常の塗装よりも手間がかかるとされるが、奥行きを持たせた質感は、同技術ならでは、と言える独特の仕上がりで、カジュアルな703SHと比べると、大人のユーザーをターゲットとしているという。
このほか同社ブースでは、V302SHのフェラーリモデルや、そのGSM版「GX25」、地上デジタルテレビ放送「ワンセグ」対応の試作機も展示。ワンセグ対応試作機は5月に発表されたもので、V801SHをベースにしている。今回の展示では、すぐ隣のブースがNHKおよびJEITAで、そのブース内に設置されている実験局の放送を実際に受信していた。
■ ＵＲＬ シャープ http://www.sharp.co.jp/ CEATEC JAPAN 2005 http://www.ceatec.com/ ■ 関連記事 ・ おサイフケータイ対応のシャープ製「703SHf」 ・ エンターテイメント機能が充実したシャープ製「V604SH」 ・ 情報通信の未来が見えるイベント開幕 （関口 聖） 2005/10/04 18:03 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
