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【CEATEC JAPAN 2005】
KDDI、燃料電池搭載携帯やワンセグ対応端末を展示

KDDIブース

燃料電池内蔵端末のコンセプトモデル
 KDDIのブースでは、先日発表された燃料電池を内蔵した携帯電話の試作機や、携帯電話向けの地上デジタル放送サービス「ワンセグ」のデモンストレーションなどが展開された。

 KDDIでは、東芝と日立のそれぞれと共同で、燃料電池を搭載した携帯電話の開発を進めている。今回展示された端末は、先日発表された「W32H」ベースの試作機や、「A5509T」ベースの試作機など。いずれもリチウムイオン電池と燃料電池を利用するハイブリット端末となる。

 日立製の試作機は、背面液晶部分に燃料電池を搭載し、メタノール水溶液をペン型カートリッジで充填する。同社は、愛・地球博において燃料電池を搭載した情報端末を提供しており、こうしたノウハウを活かしつつ、さらなる小型化を実現していくという。ただ、現状では、端末をポケットなどに入れた場合に水蒸気で衣服が湿った状態になるなど、携帯電話で導入するために解決しなければならない課題も多いという。

 一方の東芝製端末は、バッテリーの大容量化が図られたモデル。リチウムイオンと燃料電池のハイブリット型となるが、リチウムイオンバッテリーのみのモデルより3.5倍の長時間使用が可能となっている。携帯電話としてはかなり大型と言わざるを得ないが、今後小型化を目指すとしている。また東芝では、メタノールを充填するカートリッジを共通化し、東芝が現在を開発を進めているその他の燃料電池対応機器でも同じ充填カートリッジが使用できるようになっている。

 このほか、2008年頃の実用化を目指し、未来を意識した薄型コンセプトモデルなども紹介していた。


W32Hベースの試作機 一般的な携帯電話よりも厚いがうまくまとめられている印象

ペン型充填カートリッジ

A5509Tベースの試作機 厚みはあるが、従来の端末よりも長時間使用が可能

メタノールは側面部の注入口より充填する 近未来モデルのスペック

「ワンセグ」サービスをデモンストレーション

 2006年4月にスタートする携帯電話向けの地上デジタル放送サービス「ワンセグ」に向けて、実際のサービスを模した映像のデモンストレーションも行なわれた。会場内では、試験的な放送を発信していたがケース内の展示のみとなり、来場者が手に出来る端末では、ワンセグ放送を模した映像を流すのみだった。WPC EXPOでは、タッチ&トライなどを展開する予定だ。気になる対応端末の展開については、現時点で未定としており、導入コストやユーザーの動向を見ながら本格投入をうかがうという。

 また、auのおサイフケータイを使って、レジで決済するコーナーや、「助手席ナビ」など最近スタートしたサービスも紹介されていた。


ワンセグ放送をデモンストレーション おサイフケータイのデモではお茶がもらえた

助手席ナビも体験できる 会場からナビがスタート

発表済みの各端末をタッチ&トライ

回転寿司のように端末がぐるぐると回っていた
 回転寿司を思わせるレイアウトの端末展示コーナーでは、「簡単ケータイS」「A5517T」「A5516T」「A5514SA」といった発表済み未発売の端末が並んだ。会場スタッフは、各端末の発売日を「簡単ケータイS」が10月15日、「A5517T」が10月28日、「A5516T」が10月7日、「A5514SA」が10月15日前後とアナウンスしていた。

 このほか、今回のブースでは、KDDIが展開する法人向けサービスも大きく紹介していた。KDDIは、10月3日に「Business au!」の統一メッセージで法人市場にアピールしていくと発表している。


簡単ケータイS 背面部には、音量やマナーモードに設定できるダイヤル式スイッチを搭載

A5517T、端末を閉じたところ 端末を開いたところ

ボタン部は押しやすさを考慮した大型ボタンを採用 スマートモード

A5516T、端末を閉じたところ 端末を開いたところ

A5514SA、端末を閉じたところ 特徴的なヒンジ部

端末を開いたところ


URL
  KDDI
  http://www.kddi.com/
  CEATEC JAPAN 2005
  http://www.ceatec.com/


(津田 啓夢)
2005/10/04 18:08

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