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東京国際フォーラムでは2日、携帯電話やPDAを利用した業務用ソリューションを展示する「PDA・モバイルソリューションフェア2005」が開催された。本誌では携帯電話関連の展示を中心にレポートする。 各社の展示が行なわれているフロア前のロビーでは、NTTドコモがM1000を多数展示し、デモを行なっていた。ほかのソリューションと絡めたものではなくM1000が単体で紹介され、ビジネス向けに活用できる端末として期待を寄せる来場者からの注目を集めていた。
展示フロアのNTTドコモのブースでは、M1000を利用した様々なソリューションが展示されていたほか、「ビジネスチャンスを逃さない」として車載のハンズフリーキットも展示。8月よりドコモショップを中心に販売されている製品で、ムーバ、FOMAに対応し、F900iT、M1000ならBluetoothで接続できる。FOMAは充電も可能。車載キットはスピーカーを内蔵した本体、マイク付きリモコン、シガーライターソケット用DCアダプタで構成され、オプションで携帯電話との接続ケーブルが用意される。店頭予想価格は車載キットが18,500円、携帯電話接続ケーブルが1,300円とのこと。
このほか、参考出展としておサイフケータイとカーナビを連動させたソリューションの展示も行なわれていた。FeliCaのリーダーライターとDVD対応のカーナビを組み合わせたもので、映画や音楽、地図データなどのコンテンツがロックされたDVDをカーナビに挿入し、鍵となるデータをおサイフケータイで購入、リーダーライターにかざしてロックを解除するというもの。現時点ではFeliCaのリーダーライターが車載機器としての耐久度を満たしておらず、カーナビ側にもソフトウェアの変更が必要なことからすぐに商品化は難しいとのこと。最終的に、車にFeliCaのリーダーライターが標準搭載されるようになれば理想的という。
ボーダフォンのブースでは、各社が業務用ソリューションを展示していた。キングジムは、派遣先などでも容易に利用できるQRコードとVアプリを使った勤怠管理システムを展示。テニックとエヌアイデイ・アイエスは、オラクルのデータベースとの連携を容易にするシステムなどを展示、702NKでデモを行なっていた。
KDDIのブースでは、EZ FeliCaに対応した「W32H」を展示していたほか、これまでも提供している「ケータイオフィス」「ドキュメントビューアー」などを展示。BREW対応のWIN端末であればサーバーを介してオフィス文書が閲覧できるデモなどが行なわれていた。
マイクロソフトのブースでは、当日出荷開始となったWindows Mobile 5.0 日本語版を展示。最新のWindows Media Player 10が動作するデモや、新たに搭載されたPowerPointの閲覧機能が日本語環境で動作するデモが行なわれていた。
展示フロア前のロビーに設けられたインテルのブースでは、各社がインテルの製品を採用したソリューションを展示していた。テクノロジー・アライアンス・グループは、Windows Mobile 5.0を採用し、無線LANやSkype Phoneを搭載したPDA端末のデモを行なっていたほか、ネットツーコムは、CFスロットを搭載し、無線LANやをSkype Phoneを搭載した携帯電話型端末「WiPCom1000」のデモ展示を行なっていた。
■ ＵＲＬ PDA・モバイルソリューションフェア2005 http://www.mcpc-jp.org/pda/ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ ボーダフォン http://www.vodafone.jp/ キングジム http://www.kingjim.co.jp/ KDDI http://www.kddi.com/ マイクロソフト http://www.microsoft.com/japan/ インテル http://www.intel.co.jp/ テクノロジー・アライアンス・グループ http://www.tech-alliancegroup.com/ ネットツーコム http://www.net-2com.com/ （太田 亮三） 2005/09/02 16:35 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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