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【MCF定例セミナー】
ウィルコム太田氏、現状やW-SIMを紹介
ウィルコム 営業開発部長の太田靖士氏
26日に開催された「モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)」の定例セミナーにおいて、ウィルコム 営業開発部長の太田靖士氏が登場した。テーマは「ウィルコムの現状と今度の取り組みについて」。加入者数の純増が伝えられる同社のPHSサービスを解説した。
旧DDIポケット体制を引き継ぎ、2004年10月から新会社としてスタートしたウィルコムだが、契約者数の純増は2004年3月から現在も続いている。2005年2月の社名変更などを経ながら純増ペースは好調に推移していたが、「2005年3月に発表された音声定額プランの影響で、飛躍的に利用者が増加した」と太田氏は話す。
太田氏によれば、7月時点の契約者数は330万に到達。6カ月で30万の純増を達成した計算になるという。また、これまでカード型端末によるデータ通信サービスに強みを持っていた同社だが、音声通信用端末の契約数が増加しているのが特徴だ。今後は、400万契約者の早期の達成を目指している。
またPHSの大きな特徴である、マイクロセル方式の優位点にも太田氏は言及。1つの基地局で広範なエリアをサポートするマクロセル方式に対し、多数のアンテナで通信エリアをカバーするマイクロセル方式は、トラフィック分散化の面で一定の強みがあると解説した。
一方、エリア拡大の面では不利とされるマイクロセル方式。だがウィルコムでは2005年度中にも人口カバー率99%達成を見込んでおり、通話エリアの面でも携帯電話と遜色なく利用できることを強調。太田氏は「アンテナ数は約16万本。日本の信号機の数が16万本と言われているので、どれだけのエリアをカバーできるかお分かりいただけると思う」と自信を示した。
またマイクロセル方式では、アンテナの追加設置が容易な点を特徴として挙げる。「ちょっとトラフィックが多い場所があれば、すぐにアンテナを立てられる」と話すように、コストも非常に低廉だという。この容易さが、定額制実現の大きなバックグラウンドとなっている。
加入者数の推移
都内を例に、マイクロセルでの基地局配置を紹介
WILLCOM SIM STYLEも紹介された
ウィルコムが現在注力しているのは、「WILLCOM SIM STYLE」だ。無線通信部と最低限の個人データを集約した小型カードをモジュールとして提供。家電や玩具など、通信機能の搭載が難しかった製品類に組み込んで利用するのが狙いだ。
太田氏は「無線部分を自前で開発するには高度な技術力を要するし、官公庁への届出など煩雑な点も多い。モジュール化が実現されれば開発負荷の軽減はもちろん、付加価値部分の作りこみに専念できる」とし、これまでには考えられなかったさまざまな企業が端末の開発に携われるとアピール。小ロットでの製造にも対応できるため、スポーツチーム応援団限定、もしくは会社ロゴマーク入り端末など、限定的な用途の端末へ応用できる可能性もあると見ている。
今後はOSの開発や、サービス運用などさまざまな分野で協力企業を募っていく予定で、年度内をメドに協力企業らによる団体を設立する計画。また具体的なスケジュールは明かさなかったものの、モジュール対応製品を年内に数機種はリリースしたいと説明していた。
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URL
MCF
http://www.mcf.to/
ウィルコム
http://www.willcom-inc.com/
(森田秀一)
2005/08/26 21:13
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