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今回披露された製品は、セキュアな認証が可能なTypeBの非接触ICチップを内蔵したminiSDカードと、P900iをベースに開発された試作機。試作機は、キー側ボディ背面のバッテリーカバーなどが通常のP900iと異なるデザインとなっており、リーダーライターにタッチすることをふまえて、緩衝材としてポリウレタンが配されている。一方のminiSDカードは、外観は通常の製品とまったく同じだが、SDカードとしてのメモリとTypeB準拠のICチップが一体化されて内蔵されている。 実証実験は、愛・地球博内の「ロータリー館 ロータリーホールB」で開催され、写真家の三好 和義氏の作品を楽しめる構成となっている。る。来場者6名を1組としたツアー形式で案内され、TypeBの非接触ICと携帯電話を使った5つのコーナーを体験できる。 最初に登場するのは、ぴあが提供する電子チケットサービス。リーダーライターに携帯電話をかざすと、端末内のチケット情報を読み取り、レシートがプリントされる。直後に携帯電話のメニューボタンを長押しすると、チケット情報が登録されたことがわかるようになっている。
最後には、電子マネー機能を使って自販機で飲料の購入体験ができるコーナーや、携帯電話をリーダーライターにかざすことで、写真を印刷してくれるコーナーが用意されている。29日、30日の両日だけ開催される同実験は、手軽に先端技術を体験できる貴重な機会と言える。 これらの体験コーナーは、いずれもTypeBの非接触ICチップがセキュアにユーザー認証できるという機能を活かしたもの。ドコモ側のスタッフは、今回の実証実験はTypeBのICを搭載した携帯電話やサービスの商用化を前提としたものではないとしながらも、「今回の実証実験のような内容はTypeBならでは、と言えるもの」としている。今後の携帯電話が、家電との連携が進んだり、実店舗などで活躍できるシーンが拡大したりすることで、スムーズなデジタルコンテンツ流通のニーズが高くなれば、正式な製品が登場する可能性もありそうだ。
■ ＵＲＬ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ 2005年日本国際博覧会協会 http://www.expo2005.or.jp/ ■ 関連記事 ・ NTTなど、TypeBの非接触IC対応の携帯電話を活用した実証実験 ・ 開幕直前レポート （関口 聖） 2005/07/28 20:13 | ||||||||||||||||||||||
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